台風7号は発達しながら沖縄の南を北上。7月1日(日)は暴風域を伴って沖縄本島地方に最接近するでしょう。一方、早い梅雨明けとなった関東は連日、体にこたえる暑さに。
台風7号 沖縄は台風対策を
今日(29日)、午前9時に台風7号が発生。台風7号は沖縄の南を発達しながら北上し、7月1日(日)には暴風域を伴って沖縄本島地方にかなり接近するでしょう。大東島地方や先島諸島は30日(土)の午後は次第に風が強まりそうです。本島地方も30日(土)の夜には風が強く吹くでしょう。7月1日(日)にはさらに風が強まり、本島地方では暴風が吹き荒れ、先島諸島でも非常に強い風が吹きそうです。海上はしけますので、うねりを伴った高波に注意が必要です。また、7月1日(日)には台風周辺の発達した雨雲がかかり、本島地方では非常に激しい雨となり、警報級の大雨となる恐れがあります。食糧の買い出しなど早めに台風対策をなさって下さい。
台風7号はその後は勢力を強めている太平洋高気圧の縁をまわるように進み、7月3日(火)には日本海に進む予想です。4日(水)以降は北日本に影響を与える可能性があり、今後の台風情報に注意が必要です。
梅雨明けの関東 猛暑
今日(29日)、梅雨明けした関東は猛烈な暑さに見舞われました。午後3時までの最高気温は群馬県伊勢崎市は37度4分まで上がり、体温を上回るような暑さでした。前橋市は今年初の猛暑日。東京都心は32度9分まで上がり、今年の最高気温を更新しました。盛夏をもたらす太平洋高気圧の勢力が例年より早い時期に強まり、早い梅雨明けと猛烈な暑さをもたらしました。
この先、太平洋高気圧の勢力はさらに強まり、関東では晴天と体にこたえる暑さが続くでしょう。最高気温は東京都心で32度前後の日が続き、内陸部では所々で猛暑日に。連日のようにうだるような暑さとなりそうです。東海や近畿、中国地方でも1日(日)以降は晴れて体にこたえる暑さになるでしょう。熱中症の危険性が高まります。のどの渇きを感じる前にこまめな水分補給を心掛けましょう。屋内では適切に冷房をつかうなど無理のないようにお過ごし下さい。
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日本気象協会 本社気象予報士 熱中症予防指導員
吉田 友海
信託銀行に勤務しながら、気象予報士の資格を取得。仙台に移住し、「民放ラジオ」や「NHK山形」で気象コーナーを担当。その後、東京に戻り、「NHKラジオジャーナル」で気象キャスターを務めました。
現在は、一児の母となり、天気予報と子育てに奮闘する毎日。ラジオの気象コーナーを担当したり、テレビ局の天気原稿や地方紙のコラムも執筆しています。
土砂降りの雨の中、小さな子供を連れて歩くのは大変!暑ければ熱中症が心配だし、寒ければインフルエンザが心配。以前より天気に敏感になりました。お母さん予報士として、生活に密着した情報を伝えていきたいと思います。