気象庁は8月15日午前11時過ぎに、台風10号についての最新の予報を発表した。
発表によると、大型の台風10号は15日午前10時時点では愛媛県宇和島市の西南西にあり、15日夕方にかけて中国地方に上陸し、中国地方を縦断する見込みだ。
台風は15日夜には日本海に達し、速度を速め、17日未明までに日本海北部で温帯低気圧に変わって、北海道付近に進むとみられるという。
■大雨、強風に注意
西日本と東日本は太平洋側を中心に猛烈な雨が予想され、普段は比較的雨が少ないとされる瀬戸内地方でも大雨になるという。
東北地方や北海道地方でも、台風と台風から変わる温帯低気圧の接近に伴い、16日から17日にかけて大雨になるおそれがあるという。
強風にも注意が必要だ。
西日本、東日本、北日本では16日にかけて台風の接近に伴って非常に強い風が吹く所があり、台風の中心から離れた地域で風が強く吹くおそれもあるという。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風や高波などへの厳重な警戒を呼びかけている。