台風11号が接近中。週末にかけて日本を縦断するおそれがあります。四国では台風12号の影響で1年の3分の1の雨がたった数日で降りましたが、11号はさらに強い勢力で近づきそうです。厳重に警戒して下さい。
台風11号 7日6時現在の位置と予想進路
■ 8月7日も局地的な大雨に警戒
台風から離れている北日本に活発な雨雲がかかっていますが、これは前線によるものです。東・西日本は湿った空気が流れ込みやすく、7日も局地的に土砂降りの雨となり、大雨のおそれがあります。雲行きが怪しくなったら、安全の確保に努めましょう。明日は台風はさらに北上、そして前線は南下します(下図は8日9時の予想図)。雨の範囲がさらに広がりそうです。
■ 四国は大雨+大雨か
台風12号の影響で高知県では1日からの雨量が1300ミリを超えた所があるなど、先週末の四国は記録的な大雨となりました。明日以降は台風11号の接近に伴い、四国の太平洋側を中心に活発な雨雲がかかり続け、再び大雨となるおそれがあります。まだ復旧作業が終わらない段階での大雨となれば、さらなる被害の拡大も考えられます。山などの斜面や川には近づかないようにし、自治体から避難勧告や指示が出たら速やかに避難するようにしましょう。
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きむら貴之
気象予報士 漢検準1級 馬検2級
「天気がその日の行動を決める」といっても過言ではありません。
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