野心的。神経質。完璧主義者。
競争心が強くてせっかちな人たちは、心理学の分類では「タイプA」と呼ばれ、イライラしやすいことで知られる。しかし、他の人たちと同じように、表面的にわかる気質だけでなく、様々な特徴を持っている。タイプAの人を知ることは、彼らを愛することにつながる。欠点を含め、タイプAの人の性格について、誰もが知っておいてほしいことをいくつか挙げてみた。
1. タイプAの人はせっかち
長い行列? 渋滞? 私たちタイプAの人はそうしたものがみんな嫌いだ。ミシガン州立大学で心理学と経営学を教えるジョン・シャウブロック教授によると、タイプAの人は、それらが目標達成を遅らせる障害のように感じるからだという。たとえ、その目標が銀行で小切手を預金するというものであっても、だ。
2. 私たちは何かに遅れることが苦痛
6時30分にどこかに行くようにと言われたら、おそらく駐車場に6時25分に到着するだろう。タイプAの人は、時間に敏感な傾向がある。時間を無駄にしていると感じるのが嫌だからだ。
3. 私たちは、やらなければいけないことのTo Doリストで生きている
やらなくていけないことを管理するのに、他に何か方法があるだろうか。
4. 割り当てられた仕事は、どれもが緊急
だからこそ、私たちタイプAと同じ要領の良さやスピードで仕事をするチームメンバーを高く評価する。繰り返すが、時間を無駄にすることが私たちにとって一番の敵なのだ。タイプAの労働者は「明確、簡潔にコミュニケーションができる人を高く評価する」。心理学者でプロジェクト経営者のベルナルド・ティラド氏はPsychology Todayのブログにそう書いた。
5. 私たちは極度に目標志向
何かに取り組んだら、仕事上のプロジェクトであれ、金曜夜の予定であれ、最後まで何でもやり遂げる。「『タイプA』は成果を上げることを重視します」。シャウブロック教授は以前、HuffPost Healthy Livingにこう語った。「成果を上げることを重視しているわけだから、最後までやり遂げることが多いのも、うなずけます」
6. 私たちはリラックスが苦手
これも、時間に過敏であることからくるものだ。私たちは、何かをしなければならないのに、時間が過ぎ去っていくという概念が大嫌いだ。だから、平日の昼間にリラックスするというのは、少々困難なのだ(だが、リラックスは必要だと研究が明らかにしている)。タイプAの人にとって、休憩時間は非生産的なものなのだ。もちろん、やるべきことのTo Doリストに載っていない限り。
7. 私たちはすぐにストレスがたまる
フリードマンによれば、タイプAのような性格は、ストレスに敏感だ(私たちも知っているように、これは私たちの健康に非常に悪い)。私たちは、物事に取り組む際に、最悪の事態を想定する傾向もある。ちょっとネガティブでごめんなさい。
8. 私たちには神経質な癖がある
私の場合は、髪の毛をクルクル回す癖。爪をかんだり、歯をギシギシこすり合わせたりする癖もある。心臓専門医で性格研究者であるメイヤー・フリードマン氏によると、この動作はタイプAの性格の持ち主にはよくあることだという。
9. 私たちは感情的
私たちがこのようにふるまう理由は、心配性だからだ(少し心配しすぎる人もいそうだ)。研究者は、タイプAの人が非常に誠実だと示している。私たちが、友人の誕生日パーティーを企画していて緊張しているように見えるのは、パーティーをすばらしいものにしたいからなのだ。友人は、そうしてあげるにふさわしい相手だからだ。
10. 私たちは、いつも何かに思いをめぐらしている
頭の中でミスを何度も何度も再生してしまうことがあるだろうか。タイプAの人にとってはこれはよく起こることだ。タイプAの人は、心配事を抱え込み、夜に寝られなくなることもあることで有名なのだ。
11. 私たちは負けず嫌い
これはおそらく私たちの目立つ欠点の1つだ。タイプAは、最高の自分であるために、自らに大きなプレッシャーをかける。これは「この部屋で一番」になることでもある。それは、仕事の割り当てであっても、ボードゲームであっても関係ない。タイプAの性格にとっては、みな同じなのだ。
だれもみな、長所と短所を持っており、タイプAの人も例外ではない。しかし、私たちはよかれ、と思ってやっているのだ。それは嘘偽りがなく、約束する。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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