【パリ銃撃】「シャルリー・エブド」襲撃犯、ガソリンスタンドを襲撃して民家に立てこもりか

フランスの首都パリで新聞社「シャルリー・エブド」が銃撃された事件から一夜明けたパリ南部で1月8日、新たな発砲事件が発生し、女性警官1人が死亡、もうひとりの警官も負傷した。
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フランスの首都パリで新聞社「シャルリー・エブド」が銃撃された事件から一夜明けたパリ南部で1月8日、新たな発砲事件が発生し、女性警官1人が死亡、もうひとりの警官も負傷した。銃撃犯は逃走中という。イギリスのテレビ局「スカイニュース」が報じた。

ハフポストUK版によると、パリ南部のモンルージュで少なくとも1人との銃撃戦の末、警官2人が銃撃を受けた。7日の銃撃事件との関連は明らかになっていない。

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モンルージュの事件現場

パリ警察は、メトロの駅近くで銃撃事件が発生したこと以外は確認がとれていないという。フランス国家警察長官は政府の緊急会合を離れて事件現場に向かった。

パリ警察とフランス国家警察は捜査中という理由で匿名で取材に応じ、「(8日の銃撃が)発生してからまだ間もないので、7日の銃撃事件と今回の事件を結びつける手がかりは何もない」と述べた。

地元紙「Le Parisien」によると、現場には2人の銃撃犯がいたという。スカイニュースによると、1人は歩いてメトロのシャティヨン・モンルージュ駅方面へと逃走した。もう一人は車で逃走したという。

フランス国家警察の捜査当局は8日朝までに7人の身柄を拘束したが、7日の銃撃事件に関わった銃撃犯の行方を引き続き追っている。

■「シャルリー・エブド」銃撃犯か? ガソリンスタンドを襲撃しパリ方面へ逃走、民家に立てこもり

フランス北部パリ郊外のビレル・コトレで8日、銃撃事件の容疑者とみられる男たちがガソリンスタンドを襲撃し、食料やガソリンを奪って逃走した。ガソリンスタンドの店主によると、容疑者らはカラシニコフのような自動小銃とロケットランチャーを持ち、7日にパリ市内で強奪したものと同じ車に乗っていたという。容疑者らは強奪後にパリ方面に逃走したという。

【追記 2015/1/9 0:23】

フランス国家警察の対テロリズム対策部隊は、パリ北部のクレピ・アン・ヴァロアに集結した。複数の報道によると、容疑者はガソリンスタンドで目撃された逃走車を乗り捨て、現在、民家に立てこもっているという。

クレピ・アン・ヴァロアのブルーノ・フォルティエ市長はロイターの取材に対し、「街の上空でヘリコプターが旋回し、多くの警官が配備されており、警察車両とトラックがひっきりなしに行き来している」と述べた。

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