謎は深まるばかりだ。
通過したヘリコプターが大きな穴をシベリア北部で発見した数日後、さらに2つの不可解な穴が同じ地域で発見された。
科学者は、最初の穴についての解明が終わらないうちに自分たちの仕事が増えたことになる。
トナカイの牧夫たちが、新たな穴をシベリア北部奥地で発見した。科学者は困惑している。
新たに発見された穴は、トナカイの牧夫たちがヤマル半島で発見したものであるとモスクワ・タイムズが報じた。ヤマル半島は、最初の穴が見つかった場所である。これは、最初の穴に似ており、直径は15メートル近くある。
トナカイの牧夫たちは、2つめの穴も発見した。これはクラスノヤルスク地域から数百マイルの場所で、直径4メートルほどだとシベリアン・タイムズが報じた。
最初の穴を調査していた研究者は、新しく見つかった2つの穴の現場にも赴き、さらにデータを収集している。
ロシア科学アカデミーの地球氷雪圏学会で活動する科学者がこの調査を担当している。彼らは、最初の穴は、溶けた永久凍土層がメタンガスの爆発を引き起こした際にできたものではないかと考えている。この仮説は、氷で覆われた湖が深さ230フィートの穴の底で見つかり、有力な説となっている。
しかし、気候変動によりもたらされた作用が穴を作り出したとは最終的に結論付けていない。
「穴の形成についてすべて調査する必要があるのは間違いない。その発生を予測できるようにしなければならない」。同学会の主任研究員であるマリナ・リーブマン氏がロシア語ニュースサイトのURA.RUに語ったと、シベリアン・タイムズが報じた。「新しい漏斗状の穴から、さらなる情報が得られるだろう」
一方で、土壌で覆われた氷の山に隕石が衝突したという別の説もあるようだ。
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