GREEにてマーケターを経験、その後、Twitterのセールスに。第一線で活躍する古屋開さん(28)にお話を伺った。「Twitterには挑戦し、前例をつくることが良しとされるカルチャーがある」と語る。彼が求めたのは「攻め」のフィールドだったーー。
Twitterが注力する「日本」というマーケット
2018年11月、ジャック・ドーシーが緊急来日。
さまざまなスポットに現れ、Twitter上で大きな話題をさらった。ジャックにとっても、そしてTwitterにとっても「日本」というマーケットがいかに重要かが伺い知れる。
Twitter社における具体的な売上数字で見ていくと、日本はアメリカに次ぐ2位。日本における対前年比の売上高は「130%」と、第一位の市場を上回る成長率を見せている。(*)。
そして今、日本でのTwitterの使われ方は、情報の検索・収集プラットフォームになっているといっても過言ではない。たとえば重大ニュースから、電車遅延やサービスのキャンペーン情報、口コミまで多様。Twitter社にとって「日本」は世界に広めたいモデルでもある。
こういったTwitterの日本展開において重要なポジションとなるのが、Twitter広告によるソリューションを提供するセールス職の存在だ。
今回お話を伺ったのは、クライアントパートナーとして働く古屋開さん。
もともとGREE社でマーケターとして勤務。なぜTwitterだったのか。そしてセールス職へのキャリアチェンジを選んだ理由とは?
そこにあったのは「攻め」のスタンス、そして「グローバルで活躍できる人材になりたい」という思いだった。
マーケターから、セールスへの転身
マーケターからセールスにキャリアチェンジを果たした古屋さん。思い切った決断にも思えるが…?
「社会人となって3年目になった頃、改めて自分のキャリアについて考えたとき、攻めたいと思ったんですよね。マーケターは細かい施策に対し、PDCAを繰り返し、成果を追っていく。限られた予算の中で、いかに効果を最大化していくか。お金を使う側で、どちらかといえば、守りのイメージとも言えるのかもしれません。逆にお金を作る側の仕事がしてみたいと考えました」
さらに未整備であるからこそ、自身の裁量で仕事ができる。そういったフィールドも彼が求めていたものだ。
「大手企業の場合、制度やオペレーションが整理されている。そこに甘んじてしまう可能性もあって。成長速度を加速させるために、よりベンチャーのような風土がある場所に身を置きたいと思いました」
企業トップ層との商談、エキサイティングな環境
Twitter Japanでセールスを手がけていく醍醐味についてはこう語る。
「経営層レベルであったり、決裁者と直接やり取りできる。ここはセールスとして非常におもしろいし、刺激的ですよね」
クライアントからTwitterへの期待度は、年々高まっている。
「Twitterって、本当に答えがないプラットフォームなんです。どれだけ拡散していくのか、予測できないことが毎日起こる。何かを1した時に、1が返ってくるわけじゃないんですよね。1じゃなくて100が出る可能性もあるし、0の可能性だってある。私たちはそこを予測・想像しながら、クライアントに新たなアイデアを持っていきます」
ここに顧客との真のパートナーシップがある、そう古屋さんは続けてくれた。
「正直、クライアントになにが刺さるのかは、実際に提案してみないとわかりません。それは“新しい提案”を毎回しているから。広告代理店や制作会社さんと一緒にアイデアを磨いたり、商品を作ってみたり。いいアイデアさえあれば、たとえテキストベースだとしても、すぐに商談で伝えることもあります。自分たちのプラットフォームだからこそ、スピーディーな対応ができる。ここもTwitterの強みだと思います」
前例をつくる事が良しとされるカルチャー
とくにTwitter Japanにおいて歓迎されるのは、いかに仕掛けていけるか。新たな施策を試しているか?ということ。
「たとえば、インフルエンサーを使った施策を打ったとします。仮に思った成果が出なかったとして。ただ、それはTwitterでは“失敗“という捉え方ではないんです。注意すべきポイントがわかり、ケーススタディが増えた。ナレッジとして蓄積される。次のTwitterとして提案やサービスの向上にもつながる。“会社としてそれは成功だ”という考えです」
さらに毎週1回、セールスに携わる社員全員が集い、成功例や提案内容、ナレッジを発表・交換する。ここも独自のカルチャーだ。
「セールスは各業界・領域のスペシャリストとしてクライアントと向き合っています。ただ、業界や領域の枠をこえ、活かせる部分も多い。誰かの成功例を、自分の次の提案に活かす。日々自分のソリューション力をアップデートできている実感もありますね」
国境を超える「OneTeam」という考え方
もうひとつユニークなのが、海外との連携だ。世界35ヶ所以上のオフィスで事業を展開するTwitter社。現場レベルの決定で、グローバルなチームとの仕事も実現するという。
「海外の大手ゲーム顧客様に向けて、Twitter海外支部と組んでプレゼンをしたこともありました。現地語の細かいニュアンスを、海外チームからチャットでリアルタイムに伝えてもらう。そして、より刺さる提案内容にその場でブラッシュアップを加えて」
プレゼンが成功した背景には、そんな地道なやり取りもあったという。
「最終的には先方にも喜んでいただき、CMOからは握手を求められました。本当にエキサイティングな環境だと感じた瞬間です」
“ #OneTeam ”
これが、グローバルなTwitter社での合言葉。Twitter社全体が一つのチームとして、クライアントに向き合っていくという考え方だ。
「チームや部署の垣根、さらには国境を越えたメンバーにも協力依頼が気軽にできます。さらにみんな快く協力をしてくれる。実際にヒヤリングやアイデアの壁打ちなど、今日も新たな成功事例が生まれているはずです」
Twitter Japanは、これからもっと面白くなる
そして終盤に伺えたのが、「2019年というタイミングでTwitter社にジョインすることの意義」について。
「Twitterは、今や誰もが知るサービスになったといえるかもしれません。でも、まだまだ私たちはベンチャーなんです。制度や社内のシステムもそう。意外と整理されていない部分もまだ多くあります」
だからこその魅力がそこにはある。
「社員ボランティアのグループが複数存在し、誰もが自分が感じた問題意識や”こうすれば社内はもっと良くなる” というアイデアを出し合い、形づくっていく社内システムが確立しています。会社をもっと良くしていこうという意識の元、私も積極的に活動に参加しています」
ベンチャーだからこそ、メンバーそれぞれがあるべき姿を追求していく。そんな風土を知ることができた。そして伺えたのが、古屋さんの仕事観。
「本気でやればやるほど成果として返ってくる。仕事はそうあるべきだと考えています。Twitterに来て、さらにそう感じられる瞬間が多いですね」
これからの目標について語ってくれた古屋さん。そのまなざしはこれからの未来へと向けられている。
「私は “これは古屋が作った“ 、 “彼はTwitterをこう動かしたよね“、そう思われるような成果を残したい。いつか自分が一生を終えた時、後世に残るものをつくりたい。まだそういったものを、残せていないとも思っています。ただ、そういったものを作れる環境がTwitterにはある。もう挑戦しない理由はないです」
自身の裁量で、アイデアを具現化し、グローバルに活躍したい。そういった方にとって、Twitter Japanは自身を成長させる絶好のステージになるはずだ。
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