米短文投稿サイト、ツイッター
月間アクティブユーザー数は24%増の2億7100万人。競合のフェイスブック
時間外取引で株価は35%急騰。ただ、投資家の信頼を回復できるかどうかは、今後数四半期の動向を見極める必要があるとの見方が優勢だ。
スターン・アジーのアナリスト、アルビンダ・バティア氏は「米国でさえ好調で、とりあえずは米事業の伸びをそれほど懸念せずに済むことになる」としながら、「次の四半期の状況、ユーザー数が伸び続けるかどうかを見極める必要がある」と述べた。
ユーザー関与をみる上で参考になるタイムラインビューも15%増と、市場予想である約8%の2倍近い伸びとなった。
ディック・コストロ最高経営責任者(CEO)はアナリスト向けの説明で、サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開催で既存ユーザーの利用時間は増えたものの、新規ユーザー数の増加には貢献しなかったと説明した。
売上高は124%増の3億1200万ドルで、市場予想の2億8310万ドルを超えた。非GAAPベースの純損益は1460万ドル(1株当たり0.02ドル)の黒字。前年同期は1640万ドル(同0.12ドル)の赤字だった。
今第3・四半期の売上高見通しについては、3億3000万─4000万ドルを見込む。トムソン・ロイター・エスティメーツのアナリスト予想は約3億2370万ドル。
ツイッター幹部は、ログインせずにウェブサイトを訪れるケースを例に挙げ、数字で表されているユーザー数よりももっと多くの人々がツイッターのサービスに触れていると強調した。
一部の投資家は、公表されるユーザー数は利用の実態を完全に反映はしていないとも指摘している。[サンフランシスコ 29日 ロイター]