財務省の福田淳一事務次官が女性記者にセクハラ発言を繰り返したとされる問題で、テレビ朝日は4月19日、報道局長らによる記者会見を開き、自社の社員がセクハラ行為を受けたのは事実だと発表した。
福田次官は4月18日に辞職を表明したが、セクハラ発言については一貫して否定している。テレビ朝日は一連の発言を受けて、発表を決めたとしている。
週刊新潮が公表した録音については、「一部を切り取ったものだ」「本当に記者に対する発言なのか」といった疑義が出ていた。
これに対し、テレビ朝日の篠塚浩取締役報道局長は、録音データが4月4日に自社の女性社員が録音したもので、自身も確認したと明らかにした。そして、「全体を聞けば、セクハラ発言があったことがわかる」と反論した。