軍によるクーデターが起きた可能性があるトルコのイスタンブール市に住む30代女性が16日、ハフポスト日本版の取材にインターネットのチャットを通じて応じた。女性はトルコ出身。この日、アメリカのサンフランシスコを訪ねるため、アタテュルク国際空港に向かう予定だったが、いとこの自宅で待機しているという。
−−ご無事をお祈りしています。様子を聞かせてください。
お言葉、ありがとうございます。私は大丈夫です。
数時間後に空港に向かうはずだったのですが、「空港が閉鎖された」と突然聞きました。不安になり、ニュースを確かめると、多くの人とともに軍隊が空港を囲んでいると聞きました。情報が錯綜しているので、本当かわかりません。今、いとこの家にいます。政府の呼びかけで、政府派の人が外に出ているようです。
航空会社のコールセンターに問い合わせたのですが、いつ飛行機が再開するかわからないのです。
−−周りの様子はどうでしょうか。
あ。待ってください。今外で大きな爆発音が聞こえました。怖いです。
−−今は室内にいるのですか。
動けない。
私は、とても怖いです。手が震えてきました。後でメッセージします。
−−私も私の家族も、あなたのご無事をお祈りしています。取材はもういいので、安全を最優先にしてください
(数分後)
今、国内は大混乱です。軍隊が爆撃を始めているようですが、どこで何が行われているかわからない。警察官や政府派の市民、軍隊が入り乱れています。私はけがをしてもないし、大丈夫なのですが、ただただ、とても怖いのです。テレビを見ても誰かが占拠したのか、空っぽです。
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