2018年6月18日の朝、大阪北部を震源とした震度6弱の地震が発生しました。この記事は当該地震に関する注意喚起として過去記事を再編集しています。
地震や津波が発生した時、小さな子どもと一緒に避難する事を想定したことはありますか?もしもの時にきちんと逃げるためのポイントをお伝えします。
地震が発生したら安全な場所へ
「大きな地震が来る」と思ったら、まず机の下やブロック塀から離れているなど安全な場所を見つけて、子どもを抱っこして一緒に移動してください。
外出中であれば、ベビーカーなどに子どもが乗ってる場合もあります。その時は、抱きかかえて安全な場所へ避難を。
揺れが収まったら、次の行動に移ります。
ガラスが散乱している事もあるため、室内でも靴やスリッパを履くのがおすすめ。
津波の恐れがない場合は、火の始末やブレーカーを落とす、ガスの元栓を閉めるなど二次被害を出さないための対応も必要です。
周りの人たちと協力して、安全確認や避難などを進めるようにしてください。
津波を予感したら迷わず避難
地震だけでなく津波が発生した場合は、いち早く海岸から離れ高い場所へ避難する必要があります。
ただ、素早く走れない小さな子どもと一緒の場合には「抱っこひも」などを活用して、ママと一緒に避難するようにしてください。
今は多くのママが普段から抱っこひもを使い慣れていると思います。
いつも使っている抱っこひもやスリングをすぐに取り出せる場所に置いておき、いざという時に素早く避難する事が重要です。
では、抱っこひもなどが手元ない場合はどうしたらいいの?
出産を経験しているママなら一度は聞いたことがある「さらし」。
これを使えば、抱っこひもやおんぶ紐の代わりになります。さらしによる抱っこやおんぶは、重心が高くなり揺らさないように出来るため、軽く感じ、家事をやっている時にもオススメです。
しかも、おんぶされる赤ちゃんが最も楽な姿勢を覚えるので、自分で親にしがみついてくれてるようになります。そうなれば、普段の抱っこやおんぶももっとラクに感じられるんです。まさに一石二鳥!
もし、手元にさらしがなくても、大きめの上着や布があれば代用可能です。
ちなみに、さらしがあれば、大人の事もおんぶできるとの事。
抱っこひもを卒業したけど、まだまだ走れない子どもをお持ちのママにもピッタリですね。
平日の昼間など、ママと子どもだけで過ごしている時間って結構ありますよね。
いざという時の行動を知っておく事に加え、抱っこひもやさらしなどの避難時に使えるアイテムを普段の生活の中で使いこなし、さらには子ども自身のしがみ付く力などを高めておく事で、ママと子どもだけでも安心して避難行動を取る事ができます。
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