海外メディアが驚愕 ⇒ つくばエクスプレス、20秒早く出発して謝罪

「ニューヨークでは絶対に聞けない」「イギリスではあり得ない」
|
Open Image Modal
つくばエクスプレスのイメージ写真
Wikimedia

都心と茨城県を結ぶ「つくばエクスプレス」の列車が20秒早く出発したことを、鉄道会社が謝罪した。このことを海外メディアは驚きを持って報じている。

■車両が発車した後に「ドアが閉まります」

11月14日に千葉県流山市の南流山駅に着いた電車。首都圏新都市鉄道によると、午前9時44分40秒に発車するはずだったが、9時44分20秒に発車してしまった。

同社は「大変ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と公式サイトで謝罪した。この件で乗客からの苦情はなかったという。

車両が発車した後に発車を知らせるメロディが鳴り、「ドアが閉まります」のアナウンスが流れた形になったと報じられている

■「ニューヨークの乗客が決して聞くことがないであろう謝罪」と驚愕する新聞も

この一件を、ソラニュース24(ロケットニュースの英語版)が報じたことを皮切りとなって、海外メディアでも続々と報じた。地下鉄の遅延が頻発することで知られるアメリカ・ニューヨークの新聞は、以下のような表現を用いた。

「史上でもっとも、過剰に反省された20秒だったのでは......」(ニューヨーク・タイムズ

「日本の鉄道会社は、ニューヨークの乗客が決して聞くことがないであろう謝罪を出した」(ニューヨーク・ポスト

また、イギリスの公共放送BBCのオンライン版は、なぜか新幹線の写真とともに報道。このニュースが「ソーシャルメディアのユーザーを驚かせた」として、以下のようなツイートを紹介した。

「20秒早く出発しただけで謝罪する東京の鉄道会社は、日本の最高の美徳だ」(サンフランシスコのスタン・イーさん

「日本の電車の乗ったことがある人は、この話の意味が分かるだろう。なぜかイギリスではあり得ないけどね」(ロンドンのアンディ・ヘイラーさん