映画「マルサの女」などで知られた俳優の津川雅彦さんが、8月4日に心不全のため死去していたことが明らかになった。78歳だった。共同通信などが報じた。
葬儀は近親者で済ませたという。
スポニチによると、津川さんは2017年に肺炎を患っていた。今年4月27日には妻の朝丘雪路さん(享年82歳)が亡くなり、5月20日の記者会見で「彼女を残すよりはいい結果になった」と追悼したのが、最後の公の場となった。
津川さんは1940年生まれ。芸能人一家に育ち、16歳だった1956年、映画「狂った果実」で本格的にデビューした。その後、「マルサの女」を始め伊丹十三監督作品の常連となるなど、テレビドラマや映画で数多くの作品に出演。2枚目から悪役まで幅広い役で存在感を示し、名俳優として活躍した。「マキノ雅彦」名で監督も務め、「寝ずの番」などを発表した。
妻の朝丘雪路さんとは1973年に結婚した。