アメリカ大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は10月5日、ネバダ州ヘンダーソンのヘンダーソン・パビリオンで演説した。
トランプ氏は、一票でも多く得るためなら何でも言うという姿勢を見せ、会場にいた不治の病と闘う患者たちを前にこう言い放った。「もう少しばかり長生きして、来月俺に投票してほしい」
「みなさんの病気がどんなに重かろうと俺は構わない」と、トランプ氏は語った。「みなさんがたった今医者から帰ってきたとしても、その診断が最悪で、どんな治療も甲斐なくあと2週間の命と告げられたとしても、俺は構わない。それは問題じゃないんだ。とにかく、なんとしても11月8日までは生き延びてほしい。立ち上がって、私に一票を入れるんだ」
まったくもってトランプ氏らしい傲慢さをたたえた発言の後、間もなく死に向かう患者たちに向かってこう締めくくった。「みなさんの死後にこんな言葉を贈りたい。『私たちはみなさんを愛している。私たちはみなさんを決して忘れない』」
公平を期して言うが、トランプ氏はこの発言の前、このように切り出していた。だからジョークではない。「冗談めかして聞こえるかもしれないが、私の本心を語ろう」
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ハフポストUS版編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた、嘘ばかりつき、極度に外国人を嫌い、人種差別主義者、ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサー(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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