アメリカ・ニューヨークにある超高層ビルのトランプタワーで4月7日夕(現地時間)、火災がおきた。
ニューヨーク消防本部などによると、火は50階で起き、この階に住む67歳の男性が意識不明で病院に搬送され、死亡が確認された。
消火活動に当たった消防隊員6人もけがをしたが、命に別条はないという。
火は7日午後8時ごろ、消し止められた模様だ。
消防本部がTwitterで、火災の様子を撮影した写真や動画を投稿している。
トランプタワーは、トランプ大統領が所有する58階建てのビルで、下層階に商業施設が入り、上層階は居住スペースやトランプ氏の住居になっている。
CNNによると、火災発生時、トランプ大統領や親族は不在だったという。
トランプ大統領はTwitterで、「トランプタワーの火は消えた。とても頑丈なビルで、(被害は)限定的だった。素晴らしい仕事をした消防隊に感謝したい!」とツイートした。
ところがニューヨーク消防本部のツイートを見ると、トランプ氏のツイートした時、火がまだ鎮圧されていなかったようだ。「(被害は)限定的だった」とつづっているが、その後に死者が出たことが判明し、けが人も出ている。
トランプ氏のツイートに対して、「亡くなった人のことはどう考えている?」「亡くなった人がいる。ビルを自慢するんじゃなくて、追悼の意を示すべきじゃないのか」といった批判の声が上がった。
トランプタワーでは1月にも火災があり、冷却塔のヒーターから出火し、2人がけがをした。