トランプ氏がアラスカで勝利確実。なぜ1週間以上もかかった?【アメリカ大統領選】

トランプ大統領は3人の選挙人を獲得。しかし大統領選の結果には影響を与えない
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アメリカ大統領選挙でまだ結果が出ていない3つの州のうち、アラスカでトランプ氏の勝利が確実になった。AP通信などが報じた。

これにより、トランプ大統領は3人の選挙人を獲得。しかしバイデン氏がすでに当確に必要な270人の選挙人を集めているため、大統領選の結果には影響を与えない。 

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HuffPost Japan

なぜ、時間がかかった?

アラスカは共和党が強い州だ。1960年から2016年までの大統領選挙で民主党の候補が勝ったのはわずか1回。残りの14回は、全て共和党の候補者が勝利している。

アラスカ州は選挙人数が3人で、有権者数は他州に比べて少ない。しかし勝利者が確定するまでに、1週間以上かかった。

集計が遅れた理由の一つは、不在者投票の集計開始が遅かったことにある。

ニューヨークタイムズによると、アラスカ州では投票日の11月3日から、不在者投票が重複投票になっていないかを一つ一つ確認した後、11月10日から不在者投票の集計をスタートする。

また郵便投票は11月3日の投票日消印有効で、州内であれば10日以内、国外であれば15日以内に届いたものを受け付けるため、全ての票が届くのに時間がかかる。

不在者投票はこれまで、票が僅差だった時に影響を与える補足的な役割を果たすものだった。しかし2020年は新型コロナウイルスで不在者投票が大幅に増加し、集計が遅れたと地元メディアKTOOは伝える。

加えて、アラスカは面積が広く、投票所がある村の多くには舗装された道路が整備されていないことも影響を与えた、と選挙担当者はKTOOに話している。

アラスカでトランプ氏の勝利が確実になったことにより、まだ結果が判明していないのはノースカロライナ州とジョージア州になった。

ノースカロライナ州では、現在トランプ氏がリードしている。

ジョージア州はバイデン氏がリードしているが、票差がわずかだ。そのため州務長官は11日、手作業による再集計をすると発表した。

混戦の末、バイデン氏が勝利を確実にしたアメリカ大統領選。敗北したトランプ氏ですが、前回より多い7000万以上の票を得るという結果になりました。これが意味することは? 選挙が終わってもアメリカ社会の「分断」は残り続けるのか?

#ハフライブ では、日本から大統領選に在外投票したモーリー・ロバートソンさんらを迎え、「トランプ支持者の“心の中“と分断社会のこれから」をテーマに議論しました。(生配信日:2020年11月5日)

番組アーカイブはこちら⇨https://youtu.be/iqjG-xll4j8