トランプ大統領が9月2日、11月のアメリカ大統領選で郵便投票と投票所での2回の投票をするよう、促す発言をした。
郵便投票に反対し続けているトランプ大統領。この日訪れたノースカロライナ州で「同州で60万人が不在者投票する予定だがどう考えているか」と地元テレビ局の記者から聞かれ、次のように答えた。
「郵便投票をした後に、投票所に行って投票したらいいだろう。郵便投票のシステムが彼ら(民主党)が言うように良いものであれば、当然投票できないだろう。しかし郵便投票が集計されていないなら、投票できるだろう。試してみるべきだ」
<記者の質問に答えるトランプ大統領>
新型コロナウイルス感染防止のため、11月の大統領選挙では多くの人が郵便投票するとみられている。
しかしトランプ政権は郵便投票は民主党に有利だと考えており、郵便投票にはセキュリティ上の問題があり、不正の温床だと主張し続けている。
2回の投票で試してみたらいいと提案した大統領だが、投票を2回することは違法行為に当たる。