アメリカのオハイオ州で開かれている共和党大会で7月19日(日本時間20日)、実業家のドナルド・トランプ氏(70)が同党の大統領候補に正式に指名された。11月の本選挙で、民主党の候補指名が確実なヒラリー・クリントン前国務長官(68)との戦いに挑むことになる。ハフポストUS版などが報じた。
トランプ氏は2472人の代議員のうち7割近くの1725人を獲得し、党の大統領候補に正式に指名された。副大統領候補には、トランプ氏が選んだインディアナ州のペンス知事が指名された。
NHKニュースによると、トランプ氏は地元ニューヨークからスクリーンを通して演説。「指名を受けたことを誇りに思う。雇用を取り戻し、軍隊を再建し、国境を強化する。アメリカを再び偉大にする」と述べたという。
■共和党重鎮の欠席相次ぐ
過激な発言を繰り返すトランプ氏の選出をめぐっては、共和党内部で異論も根強い。毎日新聞によると、党大会は重要行事なのにも関わらず、元・前大統領のブッシュ親子や過去2回の党大統領候補であるマケイン上院議員、ロムニー元マサチューセッツ州知事らが欠席したという。
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