アメリカのドナルド・トランプ大統領は、これまでオバマ前大統領について「外国生まれだから大統領の資格がない」と出生地を疑問視する「バーサー運動」(バーサーとは、出生地を疑う人のこと)を展開してきた。そんなトランプ氏が、「前任者は自分のことを好きだと信じている」と語っている。
「これはとても不思議な現象だ。我々はうまくやっている」と、トランプ氏は2月6日に放送されたFOXニュースの司会者ビル・オライリー氏とのインタビューで語った。「彼が認めるかどうかはわからないが、彼は私のことが好きだ。私も彼が好きだ」
オライリー氏は「彼があなたのことを好きだと、どうしてわかるのですか?」と尋ねた。
これに対しトランプ氏は「そう感じるからだ。それが人生でやっていること。『私にはわかる』、ということだ」と語った。
民主党の大統領候補だったヒラリー・クリントン氏の選挙運動についてもふれつつ、「オバマ氏は、クリントン氏本人よりも熱心に選挙運動に取り組んでいた」と語った。
「彼は選挙中、私に対し敵意を持っていたし、私も彼に対し敵意を抱いていた。私たちはお互いにひどいことを言い合った。それでもその後(就任式)では、車に乗ってペンシルバニア通りを一緒に走った。でも私たちはこれまでのことを語ろうとしない」と、トランプ氏は語った。
そして、「政治はすばらしい」と述べた。
(h/t Raw Story)
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
▼画像集が開きます
(スライドショーが見られない方はこちらへ)