トランプ大統領の難民入国禁止令、全米で抗議デモ広がる 「恥ずかしい」と叫ぶ人々

「これは私たちがアラブ世界で見てきたことです」
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People participate in a protest against President Donald Trump's travel ban in New York City, U.S. January 29, 2017. REUTERS/Stephanie Keith
Stephanie Keith / Reuters

シリア難民や多くのイスラム諸国からアメリカに入国するのを禁止すると、ドナルド・トランプ大統領が1月27日に署名した大統領令を巡り、全米各地で週末に起きた抗議デモは2日目を迎えた。

ニューヨークでは、「移民の国・アメリカ」を象徴する2つの重要なランドマーク、自由の女神像とエリス島を背景に、マンハッタンのバッテリーパークに集まった人々が抗議した。約1万人が「難民はここで歓迎されている」「憎しみも恐れもない」といったプラカードを掲げた。

あらゆる年齢や人種の人々が「Let it in!(難民を受け入れろ!)」と「Si se puede!(できることなら!)」と叫び、数千人がグリニッジ通りをアメリカ合衆国市民権・移民局の建物に向けて行進した。

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1万人以上が、トランプ氏の難民入国禁止令に影響を受ける人に連帯の意を示した。

参加者はカラフルなサインやピンクの帽子、そしてアメリカの国旗を掲げ、アメリカには移民の長い歴史があるというメッセージを伝えた。

チャック・シューマー上院議員(民主党)は29日の記者会見で、大統領令を覆すために「私のすべてをかけて闘う」とデモ参加者に約束した。

カーステン・ジリブランド上院議員(民主党)は、大統領令を「国の恥の象徴」と呼んだ。 「ニューヨーカーもそうだが、私たちが支持するすべてに反している」と彼女は語った。

イエメン生まれでブルックリンに住む倉庫管理者のユニス・エサさんはハフィントンポストUS版に対し、この政治的な事件は彼の生活にかかわるものだと語った。

「私はイエメン出身です。私はイエメンで生まれました。私の妻はまだ市民権を得ていません。私の家族が直接影響を受ける。非常に困る」と彼は言った。 「これは私たちがアラブ世界で見てきたことです。恐ろしいことです。こんなことが起きるなんて、思いもしなかった。移民への恐怖心が拡散している。私がニューヨークにいる間は安全だと思えればいいんだけど」と彼は付け加えた。

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デモ参加者はニューヨークのバッテリーパークに集まった。

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デモ参加者は「難民はここで歓迎されている」「憎しみも恐れもない」というプラカードを掲げた。

ワシントンD.C.では、約8000人がホワイトハウスの前に集まり、ペンシルバニア・アベニューを議会に向けて行進した。

カナダ大使館の前を通り過ぎたとき、デモ参加者たちは、「私たちのリーダーがトルドー(カナダ首相)だったらいいなあ」と歌った

マサチューセッツ州コロンビアから、家族と一緒にワシントンのデモに参加したパレスチナ系アメリカ人の大学生、マナール・アル・バダルネさんは、「正しいことを支持し、意思表示したい」と語った。 「これは間違っている。イスラム教徒のアメリカ人は、ここで生まれ育った。今起きていることはばかげている」

デモ隊がワシントンD.C.の繁華街を今週2回目の機能停止に追い込んだため、トランプ大統領は家族とともにホワイトハウスで映画「ファインディング・ドリー」を鑑賞した。

ホワイトハウスの外で「恥ずかしい」と叫ぶ人々

デトロイトのメトロ空港には数百人もの人々が集まり、29日午後にはブレンダ・ローレンスとデビー・ディンゲルの両下院議員(ともにミシガン州選出の民主党議員)が抗議した。空港で撮影されたビデオ映像では、数百人のがプラカードを持ち、バリケードの後ろで叫んでいる。

2日午後、ボストンのコプレイ広場の空撮映像がソーシャルメディアでシェアされ、マサチューセッツ州での #NoBanNoWall デモの大きさを示した。警察は1万人が参加したと推計している。集会では、マサチューセッツ州選出のエリザベス・ウォーレン上院議員も演説した。

映像は、トランプ大統領の大統領令に対するボストンでの抗議デモに集まった多数の人々。「イスラム教徒を禁止するな」というプラカードを掲げているのが見える。

フィラデルフィア空港の公式Twitterアカウントは、空港詰め所の警察官が、デモ参加者を手荷物受け取り所に誘導しているとツイートした。

ミシガン州アナーバーの連邦ビル前にも数百人が集まった。ロードアイランドの州議会議事堂では、デモ参加者は「1人にも全員に平等な権利がある。禁止してはいけない、壁をつくってはいけない」と叫んだ。

アナーバー連邦ビルの外側。200-300人はいるんじゃないかと思う。主催者は「私の妻だ、私の娘、そして私だ」と言っている。

ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳・要約しました。

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