新発見された惑星の一つ「TRAPPIST-1f」から見た光景。NASAが発表した想像図
地球から39光年離れた恒星の周りに、地球に似た7つの惑星を発見したと、ベルギーのリエージュ大学やアメリカ航空宇宙局(NASA)の国際チームが2月22日付の科学誌「ネイチャー」に発表した。
研究チームはNASAのスピッツァー宇宙望遠鏡を使って、「TRAPPIST(トラピスト)-1」という恒星を観測。恒星を周回する惑星が少なくとも7つ存在することを確認した。
7つの惑星の大きさは、地球の76%〜113%と大差ないのが特徴だ。岩石でできていると見られている。恒星から近い順に「TRAPPIST-1b」〜「TRAPPIST-1h」とアルファベット順に名前がついている。e、f、gの3つの惑星は、水が液体として存在しうる「ハビタブルゾーン」に位置しているという。
ワシントンポストによると、研究チームのリーダーを務めたリエージュ大学の天文物理学者マイケル・ギロン氏は「この恒星は非常に小さく低温のため、(周回する)惑星は温暖だ。つまり、惑星の表面には液体の水分や、生命までもが存在する可能性がある」と述べている。NASAの責任者も「生命を育むことができる第2の地球が見つかるかどうかは、もはや問題ではない。見つかるのは時間の問題だ」と述べ、今回の発見の意義を強調した。
今回の発見は、NASAが「太陽系外惑星に関する新しい重要な発見」について、2月22日に会見すると予告したことで、大きな注目を集めていた。
■惑星「TRAPPIST-1d」から見た光景の想像図(360度イメージ)
■関連スライドショー(ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた宇宙)
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