アメリカのドナルド・トランプ大統領が7月26日、自身のTwitterアカウントを更新し、トランスジェンダー(心の性と体の性の不一致)の人たちがアメリカ軍で働くことを一切禁止すると発表した。
トランプ大統領の宣言を受けて、ネット上では反発の声が広がり、27日未明には「#TransRightsAreHumanRights(トランスジェンダーの権利は人権)」というハッシュタグがTwitterでワールドトレンド入りした。その他にも、「#ProtectTransTroops(トランスジェンダーの軍人を守ろう)」というハッシュタグも多く使用されている。
また、多くの投稿にトランスジェンダーの尊厳をあらわす水色・ピンク・白のフラッグ(旗)の画像も投稿された。以下に、TwitterやInstagramで今回のトランプ大統領の宣言について言及した海外のミュージシャンなど著名人のツイートを紹介する。
■ケイティ・ペリー
私たちが自由に生きる権利を守ってくれる人たちは、自由に従軍できるべきです。いまも数千人もの(トランスジェンダー)の人が従軍しています。
■リタ・オラ
トランスジェンダーの権利は、人権です。
■ジェシカ・ビール
国のために従軍してくれるすべてのアメリカ人は、敬意を表され、守られるべきです。
■デミ・ロヴァート
トランスジェンダーのコミュニティに、私はあなたたちを愛しているということと、何があってもあなたたちは支援されていると伝えたいです。
■キム・カーダシアン
トランスジェンダーの人たちの入隊を禁止するのは、間違っています。私たちは、国のために尽くしてくれるすべての人に感謝するべきです。
アメリカ軍は、圧倒的な勝利を収めることに集中すべき
アメリカ軍は2016年、トランスジェンダーの入隊禁止規則を撤廃すると発表しており、今回のトランプ大統領の突然のツイートは、この方針に全く反するものだ。同大統領がなぜこの発言をしたのか、またこの発言がいつから効力を持つかは、明らかになっていない。
トランプ大統領は今回の発表についてTwitterで、以下のように説明している。
「将官や軍の専門家たちと話し合った結果、アメリカ合衆国政府はどのような形でもトランスジェンダーをアメリカ軍で受け入れないと決めた」
「アメリカ軍は、圧倒的な勝利を収めることに集中すべきであり、トランスジェンダーの受け入れで起こり得る、多額の医療費コストや混乱などの負担は受け入れられない」
アメリカのシンクタンク「ランド研究所」によると、現在アメリカ軍には1320〜6630人のトランスジェンダーがいると考えられている。従軍しているトランスジェンダーは最大で1万5500人になると予測した調査もある。