TPP妥結へ大きく前進 アメリカ上院がTPA法案を再可決

米上院本会議は24日、環太平洋経済連携協定(TPP)合意の前提となる「大統領貿易促進権限(TPA、通称ファストトラック)」法案の再採決を行い、賛成60、反対38で可決した。
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FILE - In this Jan. 7, 2015, file photo, President Barack Obama speaks at Ford Michigan Assembly Plant, in Wayne, Mich., about the resurgent American automotive and manufacturing sector. Obama and Congress are on a fast track toward confrontation over sanctions on Iran. The Senate Foreign Relations Committeeâs hearing Wednesday, Jan. 21, on Iranian sanctions is the opening round of the new Republican-led Congressâ first foreign policy fight with the White House. (AP Photo/Carolyn Kaster, File)
ASSOCIATED PRESS

[ワシントン 24日 ロイター] - 米上院本会議は24日、環太平洋経済連携協定(TPP)合意の前提となる「大統領貿易促進権限(TPA、通称ファストトラック)」法案の再採決を行い、賛成60、反対38で可決した。これにより、TPP大筋合意に向け大きく前進した。

上院は先月、貿易による失業者を救済するための措置を盛り込んだ「米貿易調整支援(TAA)」法案とTPAを束ね、一括の法案として可決した。ただ、下院でTAAが否決されたことから、今回上院ではTPAとTAAを分けて再採決することになった。

上院はこの日、TPA法案可決後にTAA法案も可決。TAA法案は下院に送られることになった。下院では、これまでTAAに反対していた多くの民主党議員が賛成にまわるとみられている。