「Let’s Go Places(いろいろなところへ行こう)」
これはアメリカのトヨタのキャッチフレーズ。これを意外な面でも実践しようとしている。
3月7日、トヨタはウェブサイトで、目の不自由な人たちを助けるウェアラブルデバイス「BLAID」を発表した。首にかけると、周囲の状況を説明してくれる。「杖、盲導犬、そしてGPS端末をつなげるような製品」だとトヨタは説明している。
テクノロジーサイト「PCMag」によれば、近々ベータテスト (市場に出す前の最終チェック)をするそうだ。同社のサイモン・ナガタCAOは「それぞれの人の事情や場所、能力に関係なく、好きなように動けるという自由を全ての人に味わってもらいたいのです」とコメントしている。
BLAIDにはカメラやスピーカー、振動モーターが搭載されている。カメラがとらえた周囲の状況を、スピーカーや振動モーターで人間に伝える。
ウェブサイトには「この製品は、屋内のトイレやエスカレーター、階段、ドアの場所を伝え、オフィスビルやショッピングモールでの移動を助ける」と書かれている。
プロモーション動画によると、今後3Dマッピングや顔認識、物体認識などの機能が加わる予定だ。
プロジェクトに携わっているエンジニアのラジーヴ・ダヴァル氏は「この製品は、人々の生活を一変させる可能性を秘めています」と述べる。
目の不自由な人を助ける製品を作ったのは、トヨタが初めてではない。マイクロソフトは2014年11月、イギリスのチャリティー団体「ガイドドッグス」と協力して、目の不自由な人を助ける高性能ヘッドセットを発表している。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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