「電気が使えない!」
そんな“もしも”のときに慌てなくて済むように。ネットで話題になっている、電気がなくても安心な「防災ハック」を5つ試してみました。参考にしてみてください。
1. ペットボトルやビニール袋で作るランプ
直線的に強く照らす懐中電灯の明かりを、より広範囲に届けるためのテクニックです。
<ペットボトルを使う場合>
懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せるだけで、光が乱反射し、広範囲を照らすランプに早変わりします。懐中電灯が小さい場合は、コップなどに入れ、その上にペットボトルを乗せると◎
<ビニール袋を使う場合>
ビニール袋を懐中電灯にかぶせ、持ち手の部分を懐中電灯に結びつけます。
2. 蓄光テープで作る目印
こちらは、災害になる前にやっておきたいハックです。せっかく懐中電灯や非常用持出袋を用意しておいても、停電時に真っ暗で場所がわからなくては本末転倒です。
そこで、活躍するのが蓄光テープ(周囲が暗くなると自然に発光するテープ)です。あらかじめ懐中電灯などに蓄光テープを貼っておけば、停電時でもすぐに見つけられます。
3. 水で作るカップ麺
お湯がなくてもカップ麺は作れるって知っていましたか? 手順は以下の通りです。
1.粉末スープがあれば、先に入れる。
2.水を注ぎ、15分ほどほぐれるまで待つ。
水を注いでからの時間を調節すれば(20分〜60分程度)、焼きそばやカップうどんにも応用できます。
※水害時には水道水や井戸水が汚染されている可能性があります。ペットボトルの水を使うなど、衛生面には十分注意して調理にあたってください。
4. ツナ缶で作るローソク
保存食の定番「ツナ缶」ですが、実はローソクにもなるんです。かなづちやきり、ドライバーなどを使って缶に穴を空け、缶の高さの2倍ほどに切った綿のひもを芯にして差し込みます。
※缶に穴を開ける際に、怪我をしないように十分にご注意ください。
ひもがない場合は、コーヒーのフィルターやティッシュペーパーなどをこよりにして代用できます。また、ツナ以外にもオイルサーディンなどでもOKです。
ただ、ちょっと作るのが難しいので、最終手段として考えておいた方がいいかもしれません。
※火災や火傷には十分に注意しましょう。また、地震の後は余震の危険性もあるので絶対に使用しないでください。
5. 冷蔵庫の電気が止まってしまったときのハック
冷凍庫にあるものを冷蔵庫の上の段に移動・冷蔵庫の下の段に冷やしたいものを移せば、上の段の冷気でしばらく下の段のものを保冷できます。
このとき、水滴で冷蔵庫の中が水浸しにならないように新聞紙などを敷くのが重要です。急な停電時に、応急処置的に使えるハックです。
最後にもう1つ。停電したときにトヨタの「アクア」が役に立つって知っていましたか?
<出典>
警視庁WEBサイト内「災害対策課ベストツイート集」
東京都防災ホームページ内「東京防災」
防衛省、自衛隊著「自衛隊防災BOOK」(マガジンハウス)
※2021年9月1日BuzzFeed Japan掲載『電気がなくても安心!防災ハック5選』より転載