タワーブリッジに新しくできたテムズ川から40メートルの高さにあるガラス張りの歩道は、オープンからたった2週間で砕け散った。誰かがビール瓶をガラスパネルの一つに落としたのである。
このガラス張りの歩道は、ロンドンが150万ドルものお金を投じ、タワー建設120周年記念の一環としてできたもので、11月10日にオープンしたばかりだった。ロンドンのITVニュースによると、事故は11月21日にガラス瓶が落下して起き、これにより、まずガラスパネルに亀裂が入り、ヒールを履いた女性が踏んだことで、さらに破損した。
来場者のピーター・ゴードン氏は、事故発生時にタワーにいたのだが、彼はハフポストUS版に対してこう語った。「ウェイトレスが歩道のガラスパネルの一つに瓶を落としました。これで、歩道を保護していたガラスの防護層は粉々になりました。見ると少し怖く感じましたが、安全上の問題はありませんでした」。この事故の後、彼によると、職員らが「現場を封鎖し、破片が飛び散らないようにカーペットで覆った」そうだ。
ゴードン氏のツイッターの写真には、ガラスが破損した様子が表れている:
タワーブリッジの責任者のクリス・アーリー氏はITVニュースに対して語った中で、次のように述べた。「我々は、一般に公開されてから数週間のうちに、このようなことが起きて落胆しましたが、安全に問題はありません。フロアのガラス張りの部分には、ガラス製品は持ち込んではいけないと、周知しておくべきでした。危険性を予見できる力が、私たちには少し欠けていたのだと思います」。
このガラス張りの歩道を訪れようとする来場者の危険性について問われると、アーリー氏は、この場所の入場が再開されていることだけでなく、安全であるということも、公に明言した。「このフロアには、5つのガラスの層があり、上の部分にはこの防護層があります。このような構造になっているので、もし傷がついたとしても、取り替えることが可能なのです。今でもこの場所は一般公開していますし、それに、もし何らかの問題があったのなら、閉鎖していたことでしょう」。
今回の事故は、シカゴのウィリス・タワーのスカイデッキで今年起こったような事故とは違っている。この事故の時には、103階のフロアにある、ガラス張りのバルコニーの一つに、来場者の足元でひびが入ったのだ。幸いなことに、どちらの事故でも、けが人はいなかった。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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