鳥栖市のゆるキャラ「とっとちゃん」下ネタ発言で活動自粛  ゆるキャラは喋らない方がいい?

佐賀県鳥栖市が市のイメージキャラクター「とっとちゃん」の活動を自粛させている。10月下旬に出演したラジオ番組でわいせつな発言を繰り返したとして、市に苦情が数件寄せられたことを受けての対応だ。
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twitter / tottochan_tosu

佐賀県鳥栖市が市のイメージキャラクター「とっとちゃん」の活動を自粛させている。10月下旬に出演したラジオ番組でわいせつな発言を繰り返したとして、市に苦情が数件寄せられたことを受けての対応だ。朝日新聞デジタルが報じた。

発言は鳥栖観光コンベンション協会の委託を受けた会社がパソコンで作成していたという。市は、委託の経緯や発言の理由を協会などに確認し、今後の対応を決める方針だ。

とっとちゃんは市の鳥メジロがモデル。2004年の市制50周年に合わせて誕生し、サッカーJ1・サガン鳥栖のホーム、ベアスタでの試合などさまざまな催しで活躍していた。

(朝日新聞デジタル「ゆるキャラが「わいせつ発言」 鳥栖市に苦情、活動自粛」2013/11/9 12:47)

先月27日のセレッソ大阪戦に続き、10日のサガン鳥栖対ジュビロ磐田戦の参加も取りやめるという。市のホームページからは「とっとちゃん」の関連情報が一部削除されている。

千葉県船橋市の非公認のご当地キャラクター「ふなっしー」や、兵庫県尼崎市の「ちっちゃいおっさん」など、これまでタブーだと思われてきた「喋る」ゆるキャラが人気を博しているが、とっとちゃんが喋り始めたのは2013年9月。誕生から9年の歳月を経て初めて発せられたのは、その風貌とかけ離れたダンディーな声だった。

声の主は、レオナルド・ディカプリオの吹き替えや、ルパン三世の石川五ェ門などの声を担当している人気声優・浪川大輔さんだ。浪川さんは10月21日、自身のブログで「合成音声を山ほど収録し佐賀弁もやってみました」と話しており、とっとちゃんの話し声は事前に収録した音声を組み合わて作られている。

問題となったラジオ番組は、2013年10月23日未明に放送された「久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポン」(ニッポン放送系)で、「これが本当の『ゆるキャラ』だ!勝手に『ゆるキャラ』制作委員会!!」と題し、生放送中にゆるキャラを生み出すという企画を行っていたという。J-CASTニュースは以下のように報じている。

ゲストには『ゆるキャラ論』(ボイジャー)の著者・犬山秋彦さんと、とっとちゃん、兵庫・尼崎市の非公式キャラクター「ちっちゃいおっさん」、犬山さんが手がけた大崎駅西口商店会(東京・品川区)のマスコット「大崎一番太郎」が出演した。犬山さんは登場後すぐ、

「きょうはちゃんと鳥栖の観光協会からも許可を取って、もう『下ネタガンガン言ってください』って。OKだそうなので」

と発言し、鳥栖観光コンベンション協会から了承を得ているものと説明していた。

「とっとちゃん」は「ゆるキャラグランプリ2013」にも出場しているが、すでに投票は締め切られている。2012年のゆるきゃらグランプリでは865体中、277位とまずまずの成績だった。

Twitterでは、とっとちゃんの活動自粛を惜しむ声や、「ゆるキャラはしゃべらないほうが無難」といった声もあった。

※ゆるキャラの下ネタ発言は許されると思いますか?読者の皆さんのご意見をコメント欄にお寄せください。

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