[東京 7日 ロイター] - 東芝
旧経営陣の提訴は、損害賠償責任を調査してきた外部委員会「役員責任調査委員会(大内捷司委員長)」が同日付で提出した報告書を受けた措置。同委員会は、西田厚聡氏、佐々木則夫氏、田中久雄氏ら歴代3社長に加え、村岡富美雄氏、久保誠氏ら2人の元最高財務責任者(CFO)の計5人に損害賠償を求めるべきと提言した。報告書は9日に公表する。
外部委員会が調査の対象にした経営陣は98人。元副社長を含めて、不正会計に関与した経営幹部ら14人を重点的に検討した結果、元社長と元CFOの5人の損害賠償を求めることが妥当と結論づけた。
村岡氏は常任顧問を務めていたが6日付で解職となった。同社は旧経営陣5人の提訴により役員らの責任追及に一定のめどが立ったと判断、不正に関与した従業員の処分にも踏み切る。