[東京 18日 ロイター] - 東芝
市場環境などの影響を受けやすい消費者向けは大幅に縮小する。採算性の改善が見込めない国・地域からは撤退、現在の32拠点を今年度中に13拠点に縮小する。これに伴い、部門従業員数の20%強に相当する約900人(製造部門除く)を削減するとともに、2013年度比で200億円以上の固定費削減をめざす。
構造改革費用として営業内で約450億円、営業外で約150億円を計上する。この結果、パソコン事業を含むライフスタイル部門の2014年度の営業損益予想を30億円の黒字から480億円の赤字に下方修正した。ただ、電力・社会インフラ部門と電子デバイス部門が期初計画を上回るペースで推移していることから、全体の営業利益予想は過去最高となる3300億円で据え置いた。
(志田義寧)