橋下徹大阪市長が「嫌ならフォローをやめればいい」とする理由とは?

橋下徹大阪市長が9月18日に発言した「嫌ならフォローをやめればいい」との内容に、「失望はそこに対してではない」との声が出ている。市民は何に怒っているのか、橋下市長は気がついていても選挙活動を行うのだろうか。
Open Image Modal

橋下徹大阪市長が9月18日、「嫌ならフォローをやめればいい」と発言し話題を呼んでいる。台風18号で大阪市が市民へ避難勧告を出した16日、橋下市長は堺市長選のことを連続ツイートしており、Twitterユーザーからは「災害時に不適切」などの批判の声が出ていた。橋下市長は18日の登庁時に「それぐらい余裕があったということだ」と発言し、問題ないとの考えを示した。

9月16日に大阪市が避難勧告を出した直後、橋下市長はTwitterで「(避難勧告は)市長が個人的にツイッターで知らせるものではありません。これは市役所として組織対応していきます」とツイートし、その後すぐに堺市長選に関する連続ツイートを行った。

これに対して、「状況考えろ」「政治活動はいいから 災害情報でも出せ」などの批判ツイートが相次いだ。

橋下市長は18日の登庁時に、災害情報ではなく選挙の情報をツイートしたことについて、「Twitterは、情報がほしいと思っている人に向けて情報を発信するものだ。堺市長選の情報がほしい人もいるだろうから選挙の情報を流した。最初に災害情報は流さないと書いている。嫌ならフォローを外せばいい」と反論。

避難勧告が出たとき、大阪市のホームページが繋がりにくい状況になっており、ツイッターのフォロアーが多い橋下市長が情報を流せばよかったのではないかという指摘に対しては、次のように話した。

「危機管理は市長個人がやればいいというものではない。組織として対応すべきものだ。

僕がやることになるのであれば、危機管理室と全部調整をした上で、確定情報をながすことになる。そうなったら、市長の仕事が滞る。

僕は、市長はフリーな状態でなければならない。市長が何か作業をし始めてしまうと、なにか重要な判断をしなくてはいけない状態になったときに、判断ができない」

(YouTube「【2013.9.18】橋下徹 大阪市長 登庁時 ぶらさがり取材」より。2013/09/18)

この報道を受けて、インターネットユーザーからは「そういう問題ではない」という多くの声が出ている。

台風18号の際のツイートに批判が出たことに対して、橋下市長は17日「そうでもしないと、考えてくれないでしょ?」と選挙のことにもを向けるべきだというような反論をしている。

これに対して、橋下市長が、台風の時期を狙って、堺市長選の話をしたのではないかの声もあった。

なお、選挙のつぶやきをせず黙っておくべきだったのではないかという指摘に対して、橋下市長は18日、「極めて日本的」と返している。

災害情報をつぶやく、黙っておく、選挙活動を行う。ツイッターの使い方は自由だ。

橋下市長は16日、Twitterでどのような対応をすべきだっただろうか。あなたが市長の立場であったらどうしますか。考えをお寄せ下さい。

関連記事