東レ、炭素繊維1兆円分を受注 ボーイング航空機に独占供給

東レは11月17日、アメリカのボーイング社から航空機向けの炭素繊維を1兆円分受注することに基本合意したと発表した。
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Visitors watch as a Boeing 787-9 Dreamliner aircraft, produced by Boeing Co., taxis on the runway before performing in an aerial flying display on the first day of the Farnborough International Airshow in Farnborough, U.K., on Monday, July 14, 2014. The Farnborough International Air Show, which runs July 14-20, is this year's biggest forum for aircraft introductions and sales. Photographer: Simon Dawson/Bloomberg via Getty Images
Bloomberg via Getty Images

東レは11月17日、アメリカのボーイング社から航空機向けの炭素繊維を1兆円分受注することに基本合意したと発表した。次期大型旅客機「777X」と現行の中型機「787」に、今後10年以上にわたって独占供給する契約を結ぶ見通しだという。47NEWSなどが報じた。

炭素繊維は自動車、シェールガス輸送用の容器向けなど用途が広がっており、シェアが世界首位の東レは収益拡大に弾みがつく。

炭素繊維は鉄に比べて4分の1程度の軽さだが、10倍以上の強度がある。東レは既にボーイングとの間で2006年から21年までの供給契約を結んでいた。

東レ、炭素繊維を1兆円受注 米ボーイングから - 47NEWS 2014/11/17 13:19)

両社は777Xの製造開始を視野に契約を更新する。東レは愛媛工場(愛媛県松前町)やアメリカのアラバマ州の拠点に加え、アメリカのサウスカロライナ州で取得済みの160平方メートルの用地にボーイング向け炭素繊維の新工場を建設する予定だという。

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