"オタクに寄り添う結婚相談所"を掲げる婚活サービス「とら婚」の公式Twitterの投稿をめぐって議論が沸騰している。
とら婚は9月18日、「オタク趣味しかない人」と「オタク趣味を持つけど他にもいろいろやっている人」「オタク趣味を持つけどなんらかのスペックが高い人」を列記した上で婚活で異性から選ばれるのは後者の方だという趣旨のツイートをした。
その上で、「是非自分に『付加価値』を持たせてください」「オタク以外のことにも目を向けて欲しい」と訴えた。
オタク向けサービスにも関わらず、オタク趣味だけでは婚活は厳しいと認めてしまったこの投稿に対して、Twitterユーザーからは厳しく批判する意見が出た。その一方で「趣旨は理解できる」と擁護する声も出ている。
■非難する意見「それが出来る奴はとら婚に行ったりしない」
■擁護する意見「とら婚すごい親切じゃん」
ヲタ趣味しかないとジャンル違っただけでお互い話す事無くなるじゃん。そこに自ジャンルについてマシンガントークしちゃうとか論外だし。それで結婚しましょうとか普通ならんぞ。
そうならないように話の引き出し増やしましょうねって言われてるだけじゃないのかとら婚。
— 鴉@一生遊んで暮らしたい (@karasuma960) 2017年9月20日
■とら婚担当者のコメントは?
ハフポスト日本版は、とら婚の担当者にツイートの意図について取材した。担当者は「オタク趣味を否定したわけではない」とした上で、以下のようにコメントした。
とら婚では、オタク趣味のある方々に向けて婚活アドバイスを随時投稿しています。
婚活の場合は、好みの近しい多くの候補者同士を比較して『この人だったらどうかな』と選ぶ流れになっています。
アニメ・漫画などのご趣味の話題だけで上手くカップリングできる場合もありますが、選択肢が増え競争率が高い中ですと、オタク趣味以外にも引き出しを持っている方のほうが選ばれやすい事が多いです、という一般論を書きました。
婚活というと「結婚すること自体」がゴールに想定されがちですが、結婚した後のお相手のご家族やご親戚とのお付きあいや、子育てなども始まるとさらに様々なコミュニティと日々関わっていくことになる事なども踏まえると、オタク趣味以外で話題にできたり、対応できることをスキルとして持っているのに越したことはないのかなと考えています。