結成15年以内のコンビの漫才日本一を決める「M-1グランプリ2019」が12月22日にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送され、内海崇さんと駒場孝さんのコンビ「ミルクボーイ」が優勝した。
M-1でミルクボーイが披露し話題になったのが、「コーンフレーク」にまつわる漫才だ。
駒場さんの「おかん」には「名前を忘れた好きな朝ごはん」があるというところから話が始まり、おかんの発言を振り返りながらそれがコーンフレークかどうかを探っていくという漫才だった。掛け合いの中で、コーンフレークから思い浮かぶのは「腕組んでるトラの顔」という発言があったことから、ケロッグは、トラのキャラで知られる商品「コーンフロスティ」をミルクボーイにプレゼントするとしている。
「天王寺区住みます芸人」ミルクボーイと地元で共演
そんな中、ひっそりと自身もミルクボーイと縁のある「トラ」であることをアピールしているキャラクターがいる。
2010年から大阪市天王寺区のJR玉造駅周辺を盛り上げる活動をしてきた、玉造エリアの非公式キャラクー「とらとうちゃん」だ。
ミルクボーイの2人は、所属する吉本興業と大阪市との包括連携協定に基づき「天王寺区住みます芸人」として天王寺区を盛り上げる活動をしている。同様のエリアで活動するとらとうちゃんは、2019年8月には玉造駅に関するイベントでミルクボーイと共演もしている。
とらとうちゃんは22日のM-1当日もTwitterで「ミルクボーイがんばれ!」と声援を送り、優勝が決まると「ミルクボーイ、おめでとうちゃん!」と喜んでいた。
翌23日には、「おはとうちゃんボーイ! 腕組みしてるトラやで!」などと控えめに存在をアピールしていた。
とらとうちゃんはハフポスト日本版の取材に対し、「腕組みしながらテレビで応援してたから、トラの話が出てきた時はまさかと思ったけど(笑)、今年一緒に撮ってもらった写真は家宝にするわ! もう天王寺区に帰ってこないんちゃうかって、みんな心配してるで〜。優勝おめでとうちゃん!!」とコメントした。
優勝を祝うInstagramへの投稿では、密かに自身の「腕を組む」写真を使いつつ、「グレイトォォォォォ」「玉造の星」などとミルクボーイの快挙をたたえている。