「Concert Hotels」は、過去から現在までの世界のトップシンガーたちの声域がわかるインタラクティブチャートを制作した。
このチャートは、スタジオで録音された曲のデータをもとにして作られており、それぞれの歌手について、最も低い音階を記録した曲と、最も高い音階を記録した曲が示されている(マウウスオーバーすると曲名が出てくる)。
このチャートを見れば、トップシンガーたちの声域がどんなに広いかがわかるだろう(一般成人の声域は2オクターブ程度だが、ファルセット=裏声を多用する歌手は3~4オクターブ近くに達するとされる)。
声域が広い歌手の第1位は、ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のボーカルであるアクセル・ローズ。その下にはわずかな差で、マライア・キャリー、プリンス、スティーブン・タイラー、ジェームス・ブラウンが続いている。
逆に、一番下には、カントリーシンガーのルーク・ブライアン。その上には、テイラー・スウィフト、カレン・カーペンター、サム・クック、ジャスティン・ビーバーという順になっている。
このチャートは興味深いが、あくまでもレコーディングされた音源からの情報であって、必ずしも実際の声域を表しているわけではないことは注意すべきだ。また、このチャートの結果から、「アクセル・ローズこそが史上最高の歌手だ」と言うこともできない。声域は、歌手の才能を知るための優れた指標であるのは確かだが、考慮すべき要素はそれ以外にもまだたくさんあるからだ(たとえば、音程や、歌うときの創造性、歌詞の語り方や、音の強弱の付け方など)。また、優れたバンドや作曲家の存在なども、歌手にとって有利になる。
[Ryan Kristobak(English) 日本語版:丸山佳伸、合原弘子/ガリレオ]
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