魚の舌を食べた寄生虫⇒そのまま魚の舌になる。不気味な姿に「まるで火星人」

どうか心の準備を。「舌食い寄生虫」なるものは実在します。

※閲覧注意:記事には、口の中に寄生虫がいる魚の写真が含まれます。

これはSFか?いや現実だ…。

アメリカ・テキサス州の公園野生生物局が10月19日、寄生虫に舌を乗っ取られた魚の写真をFacebookに投稿した。

ガルベストンアイランド州立公園で見つかった魚の口の中には、生き物のようなものが見える。

公園野生生物局によると、これは寄生性のワラジムシで「舌食い寄生虫」とも呼ばれる。

どこか薄気味悪い姿に、公園野生生物局は「ガルベストンアイランド州立公園で、火星人を発見した」と冗談まじりにコメントしている。

 

同局によると、この寄生虫は魚の舌を引き離して自身を魚の口の中に付着させ、そのまま魚の舌になる。その後は口の中で、魚の粘液を食べて生存し続けるという。

公園野生生物局は「これは宿主の臓器に取って代わる唯一のケースとして知られている」と説明している。

ゾッとするようなやり方だが、魚を殺したり、人間に影響を及ぼすことはないという。

沿岸漁業課の科学ディレクター、マーク・フィッシャー氏は地元テレビ局KSATに「舌食い寄生虫は、アトランティッククローカーや、スポッティドシートラウトなど一定の種類の魚でよく見られる」と話している。

舌を寄生虫に乗っ取られた魚を見た人たちは、何とも言えない気持ちになったようだ。

コメント欄には「魚にとって恐怖」「悪夢のような素材を提供してくれてありがとう。これまでの怪物たちに、そろそろ飽きてきたところです」といった感想が投稿されいる。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。