プロアメリカンフットボールリーグ・NFLのスーパースター、トム・ブレイディ選手にとって、子育てで最も大きな障害になっているのは、妻と築き上げた富だという。
ブレイディ氏は、Spotifyのポッドキャスト「ドライブ・ウィズ・ジム・ファーレイ」に出演。
「どうやって子どもたちを地に足のついた人間に育てるのか」と問われ、「私と妻にとって、それが親として最も難しいことだ」と答えた。
子ども達にとっての現実
スポーツ界で大きな成功を収め、資産2億5000万ドルと報じられているブレイディ氏。5月にはFOXスポーツと、引退後10年の解説者契約を3億7500万ドルで結んだ。
また、妻のジゼル・ブンチェン氏は世界で最も稼いでいるモデルの一人で、資産4億ドルとされている。
ブレイディ氏は、我が子を「地に足がついた人間」に育てることの難しさを、次のように説明している。
「私たちには、掃除してくれる人も、食事を作ってくれる人もいます。必要な時には空港に送迎してもらい、飛行機を降りれば出迎えの人いて、案内してくれます」
「それが、子どもたちにとっての現実なのです。『これは本当に現実的な生活ではない』と伝えるのが難しい」
さらに「子ども達には、他の子と同じような経験させようとしてきたものの、実際にはほとんどの子が知らないことを、経験している」と述べた。
自分達にとっては特権だが…
ブレイディ氏は、ブンチェン氏と自分はぜいたくな子ども時代を過さなかったからこそ、今の特権を大切に思っていると述べている。
ブレイディ氏によると、ブンチェン氏はブラジルの郊外のベッドルーム2つの家で、4人の姉妹とともに育った。
また、自身の子ども時代について「私はカリフォルニアの中流家庭で育ちました。父親は家族のために一生懸命働き、母親は家で子どもたちの世話をしていました」と述べている。
「それから、あっという間に自分の家族ができた」と振り返ったブレイディ氏。
現在、ブンチェン氏との間に生まれた12歳のベンジャミンさんと9歳のヴィヴィアンさん、そして元パートナーのブリジッド・モイナハン氏との間に生まれた14歳のジャックさんの3人の父親だ。
ブレイディ氏は、子育てについて「たくさん失敗しました。それが親になることの現実です」とも語っている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。