当選者の名前、公表されない可能性 東京オリンピックの新エンブレム

2020年東京オリンピックの新エンブレムは、当選者の氏名が公表されない可能性が出てきた。
Open Image Modal
woman hiding behind hands
Tara Moore via Getty Images

2020年東京オリンピックの新エンブレムは、当選者の氏名が公表されない可能性が出てきた。当初のエンブレムを作成した佐野研二郎氏がネットなどで炎上した後にデザインを撤回したことを受けて、当選者本人に「公表を望むか」を相談するという。スポニチなどが報じた。

エンブレム委員会は10月6日、第2回会合を都内で開催して、新デザインの募集要綱案をまとめた。同日の会見で、当選者の氏名公表、タイミングについて「本人との相談の上対応します」とした上で、非公表でも可能とした。委員長を務めた東京芸大の宮田亮平学長は「これにより人格を保障する」と、説明したという。

朝日新聞デジタルによると、応募要項案は、デザインコンクールなどの受賞歴は問わず、個人参加なら日本国籍を持つ18歳以上の誰もが応募でき、国内在住の外国人にも門戸を開く。18歳以上の代表者を置けば10人以内のグループでの応募も可能で、小さな子と親や、職場の仲間での参加もできるというもの。旧エンブレムへの応募が実績あるデザイナーに限られ、選考過程も閉鎖的だったことを踏まえたという。

10月中旬に公募をスタートし、締め切りは12月7日正午となる。

【関連記事】