7月21日の競技開始から19日間続いた東京オリンピックは、8月8日に閉幕する。
閉会式は午後8時から。場所は国立競技場で、開会式と同様に無観客で開催される。
閉会式の様子は、テレビではNHK総合とEテレで放送され、Eテレは手話と副音声付きだ。また、NHKのウェブサイトからも中継される。
【日程と放送予定】
8月8日(日)20時〜22時半
地上波:NHK総合、NHKEテレ(手話と副音声付き)
ネット:NHKプラス
閉会式のコンセプトは「Worlds We Share(私たちが共有する世界)」。
オリンピックチャンネルによると、本来は「The World」と表記する「世界」を「Worlds」と表記するこのコンセプトは、「1人ひとりの持つ異なる世界を共有しあって生きている」ということを表現している。
さらに、同じ場所に居られなくても同じ感動をシェアできたことを忘れずに、未来へとつなげていけるセレモニーになることを大切にした閉会式だという。
閉会式は次の大会へのバトンをつなぐ場所でもある。
2016年のリオ大会では、日本のアスリートとともに、ハローキティやドラえもんなど、世界でも知られた日本のアニメキャラクターが登場する映像が流された。
東京大会の閉会式では、3年後の2024年のパリ大会を垣間見るような演出が行われると考えられている。
また、東京都の小池百合子知事からパリにオリンピック旗が引き継がれる。
世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、史上初めて1年延期となった東京オリンピック・パラリンピック。
菅首相は大会前に「新型コロナウイルスを克服して開催することに真の価値がある」と述べていたが、大会期間中に日本国内の感染者数が急増した。
閉幕しても、感染拡大防止や医療提供整備などが急務だ。
また、パラリンピックは8月24日に開幕し、9月5日まで22の競技が行われる。