まだ夏を楽しみたいあなた! 行くべきは知られざる「東京の離島」

東京都の島『八丈島』をより楽しむには『コツ』がありました。

日本政策学校インターンの渡邉萌捺です。

*日本政策学校とは、主義主張を超え、政治を中心に学ぶ学校。政治家を目指す方から教養として政治を学ぶ方まで、様々な受講生が学んでいます。

*この記事は、日本政策学校現役受講生及び卒業生の活動を応援することを目的に、その活動を広く社会に発信するためのものです。政治関係の活動に囚われず、受講生の多彩な社会貢献や生き方を紹介することで、多様性のある、より良い社会の実現の一助となりたいと考えております。

今回ご紹介するのは、常春の島『八丈島』

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下記の気になった場所を観光MAPで探してみてください!

東京から飛行機でたった1時間!

一年中いつでも楽しめて、一日あれば行けちゃう離島があるなんて、ご存知でしたか?

そんな隠れた楽園に住む、10期卒業生の宮崎陽子さんにインタビューさせていただきました。

東京都の島『八丈島』をより楽しむには『コツ』がありました。

Q:移住を決めたキッカケは?

ずばり『人』です。

私が初めて八丈島に行ったのは旅行会社で添乗員をしていた頃です。本当にあったかい人ばかりで、その雰囲気に引き込まれていきました。

それからは『人に会いたくて、また行きたいな』と思うようになり、プライベートでも度々八丈島を訪れ、すぐに移住を決めました。

今では知っている顔ばかりになって、帰ると玄関にたくさんの野菜が届けられていたり、お魚をいただいたりと、本当に素敵な島の人たちなんです。

八丈島に移住する人は意外と多くて、現在では半分くらいが島外から来た人だと思います。移住してきた若い方たちが新しい活動をたくさん行ってくれています。

Q:八丈島の魅力とは?

やっぱり『人』です!

島の人との交流こそ、八丈島をより楽しむための『コツ』です。ご飯やレジャースポットは、調べても出てこない『隠れ名所』も多いので紹介してもらうとベストです!島のお店は広くない所が多いうえにお喋り好きな方が多いのでチャンスはたくさんあります。

ランチに関しては、注意点がひとつ!

島に来る飛行機は一日三便ありますが、ランチは11時~13時ごろで閉まるお店がほとんどなので『二便で来るとランチ難民』になる可能性が高いです。そこから17時ごろまでお店は開きません。

基本的にお店は予約することをオススメします。

一便で来島し、紹介してもらったお店を予約しておくと良いでしょう。

夜も同じです。『親孝行通り(旧 親不孝通り)』には両サイドにお酒の豊富なお店が立ち並んでいるので、ハシゴしたい方は次のお店が決まり次第予約してから動くとスムーズです。

「ランチ難民になってしまった!」または「外でランチしたい!」なんて方にオススメなのが『八丈植物公園』

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花と緑に埋もれられる植物公園

みどり豊かな中にベンチやテーブルが設置してあるので、天気が良ければピクニック気分で気持ち良いと思います。『八丈ストア』というスーパーで八丈名物の『島ずし』も買うことができるので、ぜひ立ち寄ってから行ってみてください。

さらに、植物公園内のカフェでは大竜ファームで作られたうみかぜ椎茸を使用した『椎茸ジェラート』が食べられます。オーナーさんがとても素敵でお話も面白い方ですので、椎茸の収穫体験をしてから食べに行くと素晴らしい観光プランになると思います。珍しいのでぜひ挑戦してみてください!

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楽しいお話ばかりで八丈島の方にとっても会いたくなりました!

Q:八丈島のベストシーズンは?

わたし個人的には『春』がオススメです。

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冬でも平均気温が10°超え!まさに常春の島!

天候も安定していて、お花がたくさん咲く時期です。4月ごろの『フリージア祭り』では期間限定で『黄八丈』を着て写真を撮ってもらえるサービスもあります。

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お母さまの遺品から見つかった素敵な色の黄八丈

とはいえ、常春の島なので基本的には『いつ来ていただいても楽しめる』と思います。八丈島ではどの時期でもたくさんのイベントが開催されています。

夏イチオシなのは、やはり『花火大会』です。

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花火!お祭り!露店!と盛り沢山な花火大会

八丈島の花火はとにかく迫力満点!!!

打ち上げ数としては600発と少なめですが、大都市圏に比べて人や大きな建物が少ないので場所取りの必要なく、頭に降ってくるような花火を体感できます。

なによりも感動するのが、一発一発に込められた想いのアナウンスです。

八丈島の花火はすべて寄付で打ち上げられます。

お誕生日や記念日など『誰による何を記念した花火なのか』を聞きながら花火を鑑賞するんです。今年は私が担当させていただいたこのアナウンス、ドーーーンと響く音と共に流れると涙を流す方もいらっしゃいます。

その他にも、7-8月なら海水浴やダイビング・シュノーケリングなどのマリンスポーツ、5・11月なら登山、4月ならフリージア祭りがオススメです。温泉・釣り・ダイビングは一年中楽しめて、スポットも多いので島外からの常連さんもたくさんいます。

イベント情報は『八丈島観光協会のHP』で確認できますが、それ以外にも様々開催されています。

ぜひ一度、私のFacebookを覗いてみてください。

想像以上に多様なイベントが行われていますよ。

(宮崎陽子さんFacebook ☞https://www.facebook.com/yochan88

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次から次へと島の魅力を語ってくれる宮崎陽子さん

Q:八丈島の人気スポットは?

温泉なら『みはらしの湯』『裏見ヶ滝(うらみがたき)』が人気です。

みはらしの湯の露天風呂は本当に絶景で、温泉から一面の海を見渡すことができます。男女の湯が交代制なので、何度か行っても違う景色を楽しめます。

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これぞ絶景!みはらしの湯

裏見ヶ滝は、滝を裏から見られることが由来で、温泉だけでなく滝も魅力の一つです。そして、なんと、滝を見るのも温泉に入るのもすべて無料なんです!男女混浴なので「みんなで楽しみたい!」という方たちにピッタリです。

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タダで入れるとは思えない大自然中の裏見ヶ滝温泉

パワースポットとして有名なのが、新東京百景にも選ばれた『登龍峠(のぼりゅうとうげ)の展望』です。

(※新東京百景=都民の日制定30周年を記念して1982年10月1日に東京都によって選出された百の風景で、都市や自然の景観、名所や旧跡といった都内の景勝地が、東京都民の公募のもと選ばれる)

実は、この登龍峠にはあまり知られていない『パワーストーン』があるんです!

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見つかりにくい隠れパワーストーン

この石に触るとご利益があると言われているんですが、皆さん景色に注目されて気付かないことがほとんどなんです。道路脇にあるので、ツアーであれば降ろされる場所によって見つけられない場合もあります。

見つかるか見つからないかにも運がかかっているのかもしれませんね。

そして、絶対に外せないのが『ふれあい牧場』

八丈富士の麓にあり、ここから見える360°パノラマの開放的な光景には私も驚かされました!牛たちと触れ合ったり、写真を撮るにもとってもキレイなスポットです。

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まるで浮いているかのような誰もが圧倒されるふれあい牧場

ソフトクリームは『ジャージーカフェ』にて、いつでも食べられます!島のお店に置いてある『八丈牛乳』は数にも限りがあるので、これは出会えたらラッキーです!

女子旅にオススメなのが『古民家茶屋』

古~い建物で江戸時代にタイムトリップしたような体験ができます。昔ならではの囲炉裏やアンティーク品があり、歴史を感じられる場所になっています。ゆったりとした中でお茶とスイーツをいただけます。

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海外からのお客様にも大人気の古民家茶屋

おみやげは、帰りに『民芸あき』に寄ればすべて揃います。

お土産にいまイチオシなのが『フルーツレモン』

普通のレモンよりサイズが大きくて酸味が強くないもので、フルーツ感覚で食べられることからフルーツレモンと呼ばれています。ケーキやお菓子以外にも、お酒のおつまみとしてお店で出てきたりもします。

最後に「スポット」ではないんですが、八丈島に来たらぜひ会って欲しいのが...

八丈島名物女将の『栄子おばあちゃん』

ーデン荘という宿泊施設を経営されていて「えいこばに会いたい!」と訪れる方がたくさんいらっしゃいます。えいこばのお料理も大好評で、テレビの取材を受けるほど人気者なんです。とってもパワフルな方で島のイベントにもよく登場されますので探してみてください。

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覚えて!探して!えいこば!

Q:島での移動手段は?

基本的に『車』が多いです。

私が子どもと散歩していたら心配して車に乗るように声を掛けていただくことがあったくらい、歩いている人はほとんどいません(笑)

レンタカー以外にはサイクリングもできます。

島全体は一日あれば何周かできてしまう程なので、移動距離や好みに合わせて選ばれるといいと思います。レンタカーを借りるなら、私もNPOの活動で推奨している『電気自動車』がオススメです。八丈島のような走行距離が短くアップダウンが多い地形は、電気自動車に適しているので快適に運転できると思います。

小池都知事も電気自動車を推進していて、8月26日に行われた『東京アイランドモーターショー』にもご来島いただきました。

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イベントの主催者挨拶に小池都知事が登壇されました

Q:最後に、日本政策学校を通して今も活きていることは?

お会いすることのなかったであろう方々と『つながりを持てたこと』が大きいです。

私は八丈島に移住してきてから、日本政策学校の受講をオンラインで始めました。

政治家志望ではなかったのですが、NPOなどの草の根活動をメインに行っている中で「地域の活性化はどうしたらいいんだろう」「勉強がしたいな」と思っていたところでの出会いでした。

「政治だけではなく広い分野で学べる学校なので良いですよ」ということで紹介していただいたことや日本政策学校理事でもある渡瀬裕哉さん執筆の『トランプの黒幕』を読んだことがキッカケとなりました。

私はオンライン受講生でしたが、個別面談もしていただいて「この先どう活動していったらいいんだろう」といった相談を何度も聞いていただきました。

八丈島でこういった勉強をされている方はなかなかいないので、現場で苦労している体験談を活かして、いかに実践につなげるかは本当に勉強になることばかりです。

色んな本も読みましたが、やっぱり「一方的に読む」のと「人の言葉で伝わってくるもの」は全然違って、失敗も含んだ『生の声』が貴重だと思いました。

全く何もわからない初心者にもわかる講義が多いのでありがたいです。

NPOのメンバーの一人として「下から良くしていこう」「下から上にあげていこう」という活動を基準に考えていたんですが「上から良くしていこう」という人たちの話を聞くことによって、いままで見えていなかった世界が広がってきていて「下からできることの限界もあるんだな」ということを学びました。

政治とは切り離した活動が中心だったのが、いまつながったことでモヤモヤが解消されてきました。いままでが間違っていたわけではないんですが「知らなかった自分が浅はかだったのかな」と考えるようにもなりました。

私は第10期生で、すでに卒業していますが『卒業してもつながっていける』というのも魅力のひとつだと思います。

子どもも私自身も「八丈島の方に育てていただいた」ので、今後も日々勉強しながら恩返しをしていきたいと考えています。

後記

取材後日「リニューアルオープンしたお店にいってきました」との情報を頂きましたので、新たに2つご紹介させていただきます。

雑貨屋『atelier椎』

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大自然の中に一軒の洗練されたお店。八丈島と海外雑貨が素敵に調和しているお店の奥に、腰を下ろして落ち着ける休憩スペースが新たにオープンしました。蒸し暑い季節、乾いた喉を潤してくれる爽やかなドリンクも色々ご用意されています。

私はローズヒップとアロエ、2種類の炭酸水をいただきました。ローズヒップの炭酸水はとても香りが良いうえに、ヒアルロン酸入り!女性には特にうれしいナチュラルビューティースパークリング飲料となっています。

お持ち帰りもできるので、観光で訪れた際の旅のお供にいかがでしょうか?

セラピーカフェ『癒香2号店』

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こちらは、オリジナルブレンドハーブティーをはじめ、季節限定の八丈島デトックスウォーター、八丈島スムージーなど「癒しと美と健康」をテーマにしたお店の2号店です。季節ごと、日ごと、メニューが変わるということなのでいつ訪れても楽しみですね。

島の自然石とアロマセラピーを融合した「リラクゼーション」を体験することもできます。独自に開発された八丈島生まれの新体験をぜひ味わってみてください。

八丈島の新たな注目スポット、今後の展開に乞うご期待です!

【日本政策学校】

13期生募集中!まだ間に合います。随時説明会実施中です。

お問合わせ0120-573-570、infoweb@j-policy.org 日本政策学校事務局まで。