「福島を裏切る結果になった」TOKIOの城島茂らが会見。山口達也の不祥事に目を潤ませる

「福島民友」の記者からの質問に、TOKIOの4人が語ったことは…
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記者会見で話す城島茂さん=2018年5月2日
rio hamada

アイドルグループ「TOKIO」の山口達也さんが強制わいせつ容疑で書類送検されていたことを受けて5月2日、山口さんを除く4人のメンバーが記者会見した。

会見では福島県の地元紙「福島民友」の記者から「(TOKIOは)原発事故後、福島の農産物のPRにも大変尽力してくれた。悲しい事件があったが、福島の復興のためどのように尽力するか」という質問があった。

TOKIOは日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』の企画で福島県との縁がある。東日本大震災後の福島第一原発事故後、福島の農産品のイメージアップキャンペーンのCMにも出演していた。

思い入れのある福島に関する質問に、4人は時折目を潤ませながら答えた。

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記者会見したTOKIOの4人。左から長瀬智也さん(39)、国分太一さん(43)、城島茂さん(47)、松岡昌宏さん(41)
rio hamada/HuffPost Japan

■城島茂「言葉が出ないのが悔しい」

「TOKIOにとって、出身みんなバラバラですけど、心のふるさとである福島、そして福島の皆さんに対して......いやぁ、言葉が出ないのが悔しいくらいなんですけど...すみません。

なんとお詫びしていいのか。自分たちが実際に福島で色々な作業をさせていただいて、色々なことを大自然の中から教わって、色々なことを生産者の方から教わって、裏切る結果になってしまったのが本当に申し訳ないです。

今後、どうやっていくべきかと言いますと、本当にこれまで以上に、メンバーで頑張っていくしかないなというのが、絞り出す答えです。這ってでも、何してでも、頑張っていくしかないと思っております」

■松岡昌宏さん「何を言っても綺麗事に聞こえてしまいます」

「あれだけ大変な思いをされた福島の皆様に、僕らが応援させていただくという形をとらせていただきまして、番組でお世話になった方々もいっぱいいます。

本当に、感謝しても感謝しきれないぐらいお世話になりました。その方々に結果、このような形になってしまったことを本当に申し訳なく思っています。

何を言っても綺麗事に聞こえてしまいます。まず、この4人でしっかり行動できることがあるのであれば、これからも、もし可能だとしたら、僕らができることがあったらやらせてください、という気持ちです」

■長瀬智也さん「こういう質問が生まれることが申し訳ない」

「こんな形で、こんな形になってしまったことが、申し訳ない気持ちでいっぱいですし、こういう質問が生まれてしまうことに対しても、申し訳なく思っています。

復興に対しても、今までと気持ちは変わりませんが、そこに対しても、今後、僕らが考えていく義務があるのかなと思っています」

■国分太一さん「福島の野菜自身はなんにも悪いことをしてません」

「メンバーもそうだと思いますし、個人的にもタレントとしてではなく、個人の男として、福島のみなさんに成長させてもらったと思っています。

公式で自分たちが福島を応援できなくなっても、個人個人が応援するということは忘れずに、これからも福島を応援し続けたいと思います。

もちろん自分のやっている番組でも、福島の農家さんの声を聞きました。かなり厳しい声もありました。それでも、福島の野菜自身はなんにも悪いことをしてませんし、それでまた風評がでてしまうのは本当に申し訳無いことだと思います。その野菜の信頼回復のためにも、公式でなくても、これからも福島を応援していきたいと思います」

東京地検は5月1日、山口さんを不起訴処分(起訴猶予)としている。