腹痛で女子トイレ入った男性に無罪 「男女逆なら問題にされない」との声も

腹痛で女子トイレを利用した男性に無罪判決が出たことをめぐり、Twitter上で「男女が逆なら問題にされない」などの声が上がっています。
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SHANGHAI, CHINA - OCTOBER 26: A gender-neutral toilet, which is a public facility not labelled male or female but is available to anyone, is built at Zhang Jiabang street on October 26, 2016 in Shanghai, China. The gender-neutral public toilet equipped with 6 toilet seats and 4 squatting water closets is estimated to be put into trial run on November 19 to help reduce the waiting time for women users. (Photo by VCG/VCG via Getty Images)
VCG via Getty Images

静岡県沼津市で、女子トイレにのぞき目的入ったとして建造物侵入罪に問われた男性に4月4日、無罪判決が出た。男性の「腹痛だった」とする主張が認められた形だが、Twitter上では事件をめぐって「男女の立場が逆なら問題にされない」などの声も広がっている。

共同通信によると、男性が2015年9月、沼津市の公衆トイレの女性用個室に入ったのを通報され、沼津署が現行犯逮捕。男性は容疑を否認していたが、起訴後の保釈まで、1ヵ月以上勾留された。

男性は公判で「お腹が痛くて公衆トイレに行ったが、2つあった男性用の個室がいずれも使えなかった」などと無罪を主張。沼津裁判が3月14日、「のぞき目的とは推認できない」として無罪を言い渡し、検察側が控訴しなかったため判決が確定した。

このニュースが報道されると、ネット上で注目を集め、Twitterに多くの反響が寄せられた。

「背に腹は代えられない時はある」「妥当だと思う」などと、無罪判決を支持する意見が出た。

一方で、「嫌な予感しかない」「侵入したのがばれても、お腹が痛いといえば無罪だと」などと、影響を懸念する声も上がった。

そもそも、逮捕や裁判をする必要性について疑問を感じる人もおり、「わざわざ裁判するまでもなく、その場で解決してほしかった」「お腹痛くて女子トイレに駆け込んだだけで起訴される日本って。。」「運が悪かった」などと、男性への同情を示す声も上がった。

中には、男女の立場が逆転した場合にどうなるかという話に発展させ、「女性が男性用のトイレで用を足しても問題にされない」「高速道路のサービスエリアなどでは、逆のパターンが山ほど見られる」と意見する人もいた。

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