高速道路を168キロで走行したとして、千葉県立千葉工業高校の女性教諭が戒告の懲戒処分となった。
運転中に急いでいると、ついついスピードを出したくなってしまうこともあるが、一体どんな事情があったのか。その理由は、「トイレに行くため急いでいた」からだった。
産経ニュースによると、教諭は7月8日、新潟県小千谷市の関越自動車道下り線で車を運転中、制限速度を68キロ超える168キロで走行。最寄りのインターチェンジまで残り約3キロの地点で、後日、道交法違反(速度超過)容疑で警察に摘発された。
教諭は、11月9日に千葉簡裁から罰金9万円の略式命令を受けた。免許停止90日の行政処分を受けた。
これを受けて千葉県教委が12月21日、教諭を戒告の懲戒処分とした。速度超過で懲戒処分となったのは少なくとも過去30年間で初めてだという。県教委は「超過幅が大きく、危険性が高かったことを重くみた」と、千葉日報の取材に対して話している。