「今年の人」にエボラ熱生存者・医療関係者=米誌タイム
米誌タイムは年末恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に西アフリカでエボラ出血熱と闘う医療関係者やエボラ熱生存者を選んだと発表した。
タイム誌は理由として「勇敢で慈悲深い活動を根気強く行い、世界が対策を強化する時間稼ぎをし、危険を冒し、諦めることなく、自己を犠牲にし、人命を救った」と説明した。
同誌は、リベリア人のジェリー・ブラウン医師、エボラ熱で両親を亡くしたが、自身は回復したサロメ・カーワーさん、リベリアで勤務中にエボラ熱に感染した米国人のケント・ブラントリー医師らを表紙に掲載した。
世界保健機関(WHO)によると、エボラ熱感染者は1万7800人に上り、そのうち6331人が死亡。流行のほぼ大半はリベリア、シエラレオネ、ギニアで起きている。死亡率は約70%とされている。
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