昨今、注目を集める「ウェルビーイング」。
身体的、精神的、そして社会的に満たされた幸せな状態をあらわす言葉ですが、日々のライフスタイルで実践できたら素敵ですよね。
心と身体を健やかに保ちつつ、社会にちょっと良いことをする。すると、充足感で日々の暮らしがもっと幸せになる――。
そんなウェルビーイングなライフスタイルを叶えるのにぴったりな、新発想のアイテムがタイガー魔法瓶から発売されました。
無駄のないシンプルなデザインが美しい、このミキサー。よく見ると、なんと刃の角度が斜め45度に傾いているんです。独創的な斜め型の形状によって、りんごを丸ごと(※)切削・撹拌できるほどのパワフルさを実現。短時間で簡単に、なめらかなスムージーが作れてしまうそう。
いそがしい平日の朝、栄養たっぷりでヘルシーなスムージーをさっと作りたい。下準備に時間をかけず、お手入れも簡単に済ませたい。さらに、なめらかで美味しいスムージーを味わって、仕事前に気分を上げたい――!
そんな私たちの願いを叶えてくれるのか? 普段から衣食住にこだわり、ウェルビーイングな暮らしに憧れる筆者が、実際にミキサーを使ってスムージーを作ってみました。
※りんごは、芯と種を取り除いてご使用ください
斜め型ミキサーって実際どうなの?
朝食にぴったりなスムージーを作ってみた
今回作るのは「ミックスベリー&豆乳ヨーグルトスムージー」。冷凍ミックスベリーを使って簡単に作れる、お手軽レシピです。
【材料】
冷凍ミックスベリー 約100g
バナナ 1本(約100g)
豆乳ヨーグルト 約120g
豆乳 120mL
はちみつ 大さじ1
角氷 4個(約60g)
まずは、カップに材料を入れます。いつも筆者が使っているミキサーの場合、バナナは刻んで入れる必要があるのですが、このミキサーは二つ折りでOK。さらに、氷(※)や冷凍食材もそのまま入れて砕くことができます。
※氷のみでの使用はできません。大きすぎると故障の原因になるため、3cm角未満の氷を使用してください
さっそくカップに豆乳を注ぎ、はちみつ、豆乳ヨーグルト、角氷、冷凍ミックスベリー、皮をむいて二つ折りにしたバナナを入れていきます。材料を入れる順番を気にせず作れるうえ、包丁やまな板を使った下準備がいらないので本当に楽ちん。あっという間に終わりました。
カップのフタを本体にしっかりセットしたら、次の工程はミキシング。斜め45度の刃はどれだけの威力があるのか? ドキドキしながらミキサーの回転速度のツマミを最大の「10」に合わせて、撹拌を開始。
上下を巻き込むような激しい水流で、材料が斜め45度の刃に向かって流れていきます。その勢いに圧倒されていると、瞬く間に食材の原型がなくなりスムージー状になっていました。
「すごい…」思わず感嘆の声をあげて見守っていると、さらに攪拌され、なめらかに混ざり合っていきます。その間、ほんの1分半。一瞬のうちにスムージーが出来上がりました。
いつも苦労して下準備をし、5分以上ミキサーをかけている筆者にとって、呆気にとられるほどの簡単さ。ちょっと感動してしまいました。
鼻歌まじりにグラスを用意して、ミキサーの本体からカップを外します。
すると、びっくり。めちゃくちゃ外しやすい。手前にカップを軽く引くだけで、簡単に外すことができました。しかも、重厚感のある見た目に反してカップは軽量なので、手首への負担が少ない。これは、地味にうれしいポイントです。
カップを持ち上げ、ワクワクしながらスムージーをグラスに注いでいきます。
完成したスムージーのテクスチャーは本当になめらかで、自宅で作ったとは思えないほど。そして、ミックスベリーとヨーグルトの爽やかな香りが、ふわっと部屋に広がります。
早く味見をしたい気持ちをグッとこらえ、グラスに注いだスムージーを食卓に運び、コースターの上に置きます。最後に飾りのミントを忘れずにのせたら、完成です。
ミックスベリーの紫色とミントの葉の緑色のコントラストが鮮やかで、華やかな仕上がり。かわいい色彩に、思わずにっこり。気分も上がります。
そして一口飲むと、なめらかな舌触りに驚きます。次の瞬間、ミックスベリーの甘酸っぱい味わいが口いっぱいに広がり、ヨーグルトの爽やかな香りが鼻に抜けていく。想像以上の仕上がりです。これまで自分で作ったスムージーとは比べものにならないほど、美味しくできました。
完食したあとは、お片付け。カップと刃、フタをバラして6つのパーツに分けたら洗っていきます。驚いたのは、カップ側面に溝がないこと。つるんとした形状なので、お手入れしやすくストレスフリーでした。
『Wellness and Social Good』な暮らしを支える。斜め型ミキサーに込めた思い
さまざまな創意工夫がこらされ、高機能と美しいデザインを備えたこのミキサー。どのように開発されたのでしょうか?
タイガー魔法瓶の開発第4チーム 回転機担当・小幡享史さんは「タイガー魔法瓶の『技術力』と『知識の積み重ね』によって斜め型のミキサーが実現できた」といいます。
「カッターの刃の角度を傾けるというアイデアを発案してから約3年7ヶ月の月日をかけて、ようやく製品化にこぎ着けました。その間、刃の角度の検証や形状の改良を幾度となく重ねました。
従来の水平型のカッターでは、1つの水流しか起こすことができません。しかし、刃の角度を斜め45度にすることで、縦回転と横回転の2つの水流を起こすことが可能に。そして、その水流同士がぶつかることで、さまざまな方向に流れる乱流が発生します。その結果、食材がカッターに切削される回数が増えて、切削性能が格段に向上しました(小幡さん)」
また、商品企画第1チーム 回転機担当・井上友見さんはミキサーのデザインについて、「インテリアに馴染み、生活空間に溶け込むこと」を重視したと話します。
「斜め型にすることで、天高が低い棚でもカップの取り外しができる設計になっています。それによって、従来置くことができなかったスペースにも置けるほか、お手入れ性能も向上させて、毎日使っていただきやすい設計を目指しました(井上さん)」
こうした企画・開発の根底には、ミキサーのビジョンがあるそうです。
「わたしたちは『Wellness and Social Good』というビジョンを掲げています。つまり、斜め型ミキサーを通じて、使っていただく方の健康的な生活の手助けと社会への貢献をしたいと考えているんです。
斜め型ミキサーは、その高い切削力と攪拌力を活かして、食材をまるごと調理することもできます。ですので、ミキサーを活用してホールフードレシピを日々の暮らしに採り入れていただくことで、栄養価の高い食事を楽しむと同時に、フードロス削減にも自然と貢献できます。
このような斜め型で得た技術を活かした商品展開を通じて、今後もお客様の『Wellness and Social Good』な暮らしを支えていきたいと思っています(井上さん)」
タイガー魔法瓶の知見を結集し、こだわり抜いて企画・開発された斜め型ミキサー。筆者は実際に使ってみて、日々の暮らしにそっと寄り添ってくれるような心地よさを感じました。
ミキサーはお手入れが大変なこともあり、2、3度使ったきりで棚に眠ってしまっている……なんてことも多い家電だと思います。だけど、この斜め型ミキサーは準備から後片付けまで、終始ストレスフリーに使えます。
日々の暮らしに斜め型ミキサーを1点加えるだけで、心身が健やかに満たされて、社会にちょっと良いことができる。そんな充足感から、毎日をもっと前向きに楽しめそうです。
あなたもこのミキサーを使って、いつものライフスタイルをウェルビーイングに刷新してみてはいかがでしょう。
タイガー魔法瓶の斜め型ミキサー<TIGER EDGE>SLB-A100の情報はこちら。
斜め型ミキサー<TIGER EDGE>SLB-A100を使ったレシピはこちら。
写真:tsukao
スタイリスト:片野坂圭子
取材・文:大橋翠