「きかんしゃトーマス」が大幅リニューアル 女の子機関車が増えて、アジア出身のキャラも

トーマスは初めてソドー島を離れ、世界を旅するという。
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Thomas the Tank Engine
Thomas the Tank Engine

イギリスで放送されている子ども向け長寿テレビシリーズ、「きかんしゃトーマス」が大幅リニューアルする。女の子機関車の新キャラが仲間に加わり、シリーズ史上初めてトーマスが架空の島・ソドー島を離れ、世界を旅する様子が描かれるという。

「きかんしゃトーマス」は、ウィルバート・オードリー牧師が1945年に創刊した「汽車のえほん」シリーズが原作のテレビ番組。ソドー島に敷かれたノース・ウェスタン鉄道で働く蒸気機関車のトーマスや、その仲間たちとの交流を描く。

今回リニューアルされるのは、イギリスで放送されているテレビシリーズ。番組名は「Thomas And Friends: Big World! Big Adventures(きかんしゃトーマスとなかまたち:大きな世界!大きな冒険)」に変更となる。また、幼児向けのテレビ番組として、初めて国連と提携して番組が制作されるという。

リニューアルによって、主人公トーマスを取り巻くソドー島の機関車仲間(通称「スチーム・チーム」)の男女比が平等になる。

これまで登場していたエミリーに加え、新たにニア、レベッカと名付けられた女の子機関車2台が主要キャラクターに加わるという。ニアはケニア出身で、トーマスシリーズ初のアフリカ生まれの機関車キャラクターだ。

これで女の子機関車は3台となり、男の子機関車(パーシー、ジェームズ、ゴードン)と同数になる。公式サイトによると、ヘンリーとエドワードはソドー島で新たな冒険に出るという。

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左から3番目が新しくメンバーに加わる女の子機関車の「ニア」、5番目が「レベッカ」。
「Thomas the Tank Engine」公式サイトより

新シリーズでは、トーマスがソドー島を離れ、世界を旅する様子も描かれる。中国やインド、オーストラリアを旅し、各国の文化や機関車たちと交流するという。

2016年に公開された映画『きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』に登場したインド出身のアシマをはじめ、中国出身のヨンバオ、オーストラリア出身のシェインなどが登場する。

詳細は明らかではないが、トーマスと同じ青いタンク機関車で、中国から来た女の子機関車Hong Meiなど、新たなキャラクターも登場するという。

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インド出身のアシマ
Ashima
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中国出身の女の子機関車Hong Mei
Hong Mei

番組のシニア・プロデューサーを務めるイアン・マッケー氏は、「新シリーズではトーマスと仲間たちの世界が広がり、次世代の親や子どもたちにとって意義がある内容に進化しています。子ども達は番組を楽しみながら、世界の新たな一面を発見できるでしょう」と話している

新シリーズはイギリス国内で9月3日から放送される。日本国内での放送については特に発表されていない。