水着の自撮りは、撮り方を変えたらこんなにキレイ(画像)

Instagramの一部ユーザーの間で、撮影方法をうまく工夫して、まるでシェイプアップ前とシェイプアップ後を比べたように見せかけた写真を投稿することが流行している。できあがった写真は、どれも驚くほどのできばえだ。

夏になると、セレブやら友人やらが撮影した水着姿のセルフィー(自撮り)を見る機会も増える。ヨットから身を乗り出すスーパーモデルのスリムで美しい姿を、チョコレートバーをかじりながら画面で見るときほど、自分の体についての自信を失うときはないかもしれない。

でも、「夢のボディ」がわずか数分足らずで手に入ると言われたらどうだろうか。

Instagramの一部ユーザーの間で、撮影方法をうまく工夫して、まるでシェイプアップ前とシェイプアップ後を比べたように見せかけた写真を投稿することが流行している。できあがった写真は、どれも驚くほどのできばえだ。

彼らは、照明やポーズ、そしてフィルターを変えるだけで、ごく普通の身体を、超ホットなボディに見せかけることに成功している。

このような写真の投稿を始めたのは、メルボルンで活動するパーソナルトレーナーで、健康に関する専門家でもあるメルさんだ。彼女がこうしたフェイクな写真の投稿を呼びかけたのは2013年のことで、今でも多くの写真が投稿されている。

一方、ハフィントンポストのブロガーでパーソナルトレーナーでもあるアンドリュー・ディクソン氏は2013年、こうした写真がもたらす「錯覚」について、次のように書いている。

「びっくりするくらい肉体を変身させた例は実際にあります。ただ、私が反対しているのは、『Photoshop』や、プロカメラマンのような照明や、ポーズを利用して加工した写真です。こうした写真は人の外見を、悪く見せることも、良く見せることもできます。出っ張ったお腹を引っ込ませたり、逆に膨らませたり、筋肉を引き締めて格好いい見た目にしたり、逆にたるませたりすることもできるのです」

「すごいダイエットに成功した写真を見たとしても、そういう人になろうとしないでください」とアンドリュー氏は言う。「刺激を受けるのはいいのですが、自分がそうしたモデルのように見えないとしても、がっかりすることはありません」

「短期間で身体を作り変えようなどと思わず、健康的な食生活をし、ストレスをうまく管理し、十分な睡眠を取り、たくさん運動することを心がけてください。同じような目標や価値観を持っている人たちと時間を過ごし、ありのままの自分の良さを認めることに時間を使いましょう。クッキーを食べているなら、そんな自分を責めずに、クッキーを食べること自身を楽しみ、人生がもたらすに違いない他のあらゆることを楽しんでください」

文末スライドショーは、ビーチのビキニ画像。

[The Huffington Post UK(English) 日本語版:佐藤卓/ガリレオ]