歌手の青山テルマさんが4月29日、東京・代々木公園で開催されたLGBTのイベント「東京レインボープライド」でスペシャルライブを行った。
2018年のレインボープライドは、当時付き合っていた男性と訪れたという青山さん。代々木公園の野外ステージで、「そばにいるね」や「何度も」などのヒット曲を熱唱した。
レインボープライドは、LGBTQなどの性的マイノリティーが差別や偏見にさらされず、自分らしく生きることができる社会を目指すイベントだ。
青山さんは、「自分が愛したい人、自分でありたい人、それを大事にすることが一番のプライドだと思ってる」とコメント。
歌手としてイベントに参加した思いについて、以下のように語った。
「家に帰って『自分は自分でよかったな』とか、自分は生まれてきてよかった、自分を信じてあげよう、期待してあげよう、そういう風に思えることが一番のプライドだと思っています」
「人って、自分と違う人をみたらすぐレッテルをつけたくなる。LGBT、最近はQもついてるけど、その名前も私は正直いらないと思っています。私からしたら、みんな普通だから」
「男の子は青が好きで、パンツを履いて強くいなさいとか、女の子はピンクが好きで、スカートを履いて綺麗でいなさいとか、そういうことは世間が作った、ただの作り話」
「自分が愛したい人、自分でありたい人、それを大事にすることが一番のプライドだと私は思ってるし、その気持ちを今日は歌にのせて、みんなに伝えられたらいいなと思ってこのステージに立っています」
29日は、RYUCHELL(りゅうちぇる)さん、さかいゆうさん、中村中さん、水曜日のカンパネラ、清水ミチコさんなどもライブ演奏を披露。
主催者発表によると、渋谷・原宿エリアを歩くパレードが行われた28日とあわせて、2日間で述べ20万人がイベントに参加したという。