愛を伝える5つの方法
愛するパートナーのために率先して家事をしたり、プレゼントを買ったり、
相手のためにと頑張ったことが逆に怒られてしまったり、すれ違いになったりしたことはありませんか?
それは、愛を伝える言語を間違えてしまっているからです。
夫婦間で愛を伝えるために参考になるのが、『愛を伝える5つの方法』という本です。
(ゲーリー・チャップマン 著 いのちのことば社)
愛情を実感する関わりには、5つの方法があり、
それぞれに得意・不得意がある、 という考え方です。
愛を伝える5つの方法とは、
①肯定的な言葉
②サービス行為
③プレゼント
④身体的なタッチ
⑤クオリティタイム
です。
カウンセラーである著者の元に、結婚35年の夫婦が初めてカウンセリングに訪れました。
まず最初に妻が、
「主人からは何の愛情も感じられないのです。全く会話がないんです。」
と、夫に対する不満を述べます。
一方、夫は
「今まで妻のために思いつくことは何でもやってきました。
料理、片付け、掃除、洗濯、ありとあらゆる家事をやってきましたが、
何をやっても妻が満足することはありませんでした。」
と、自分は妻のためにこれほど愛情を尽くしてきたと訴えます。
それに対して妻は、
「私は主人と一緒にソファーに腰掛けていたいんです。
この人はいつも何かをしていて忙しくしていて、会話がないんです。」
妻の愛の言語が ⑤クオリティタイム なのに対し、
夫は ②サービス行為 で愛を伝えようとしていたために伝わらなかったんですね。
相手の言語を理解せずに愛を伝えようとするかられ違いが生じてしまうのです。
この「愛の言語」は、夫婦間だけでなく、
子育てであったり、友人関係などにも使えるものです。
相手の愛の言語を知り、その言語で相手に愛を伝えてあげましょう。
(2016年05月05日「ボトルボイス」より転載)