海外旅行でタクシーを使ってるの? 旅先で絶対に試してみたい乗り物10選

旅先でタクシーを使うのはあまりに観光客ぽい。徒歩ではちょっとありきたりだ。そんな時に試してみたくなるような交通手段をご紹介しよう。自分の国に帰ってきたときに、車なんか捨ててしまいたくなることだろう。

旅先でタクシーを使うのはあまりに観光客ぽい。徒歩ではちょっとありきたりだ。

そんな時に試してみたくなるような交通手段をご紹介しよう。この交通手段を使ったら、自分の国に帰ってきたときに車なんか捨ててしまいたくなることだろう。

1.ヴェネツィアの水上バス

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イタリアのヴェネツィアはロマンチックなゴンドラで有名だが、現地の人々が日常的に使う公共交通手段は、「ヴァポレット」と呼ばれる水上バスだ。

ヴェネツィア市民の多くは自家用車を持っていないので、市内ではヴァポレットを利用するか、橋を渡って徒歩で移動する。

ヴァポレットは、街を二分するように流れる「カナル・グランデ(大運河)」の端から端まで運行していて、すべての桟橋に停まるものと「急行」の2種類がある。

2.バンコクの3輪タクシー

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交通渋滞が激しいバンコクの街中をすばやく移動したい人にとっては、3輪タクシー「トゥクトゥク」も、粋な交通手段のひとつだ。

ただしトゥクトゥクは、やはりどちらかと言えば観光客向けの乗り物で、バンコクに住む人たちが主に通勤・通学の手段として使うのは、モノレール「スカイ・トレイン」だろう。

3.アムステルダムの自転車

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アムステルダム市民は、通常1年の間に自転車に乗る回数の方が自動車に乗る回数よりも多い。

信じがたいことだが、アムステルダムの住人の63%(約80万人)が日常的に自転車を利用している。

4.ニューヨークのケーブルカー

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ニューヨーク市のルーズベルト島は、マンハッタンとクイーンズランドの間に浮かぶ長さ約3.2kmの細長い島で、その大部分が住宅地だ。

地下鉄の駅と橋が不便な場所にあるため、住民の多くはマンハッタンへの通勤手段として、ケーブルカー「ルーズベルト・アイランド・トラム」を使う。普通の地下鉄と同様の定期券で乗車できるが、住民以外には、遊園地の人気アトラクションに見えるだろう。

5.東京のモノレール

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1964年の東京オリンピックの際に作られた「東京モノレール」は、いまでも日常的な公共交通手段として活躍している。羽田空港から都心に向かうのに、最も便利な交通機関のひとつだ。

6.ギリシャ・イドラ島のラバ

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ギリシャのイドラ島では、自動車の乗り入れが禁止されているため、誰もが徒歩で移動する。そしてたとえば、家まで大きな荷物を運ばなければならないような場合には、タクシーのように賃借できるラバを使うのだ。

お気楽な観光客に見えてもかまわなければ、ラバに乗って島を巡ることもできる。

7.サンフランシスコの「ケーブルカー」

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アメリカのように広大で多様な国でも、政府によって文化遺産として指定された「国定歴史建造物」に乗って市民が通勤できるのは、サンフランシスコニューオリンズだけだ。

特に起伏の激しいサンフランシスコ市街では、この動く国定歴史建造物であるケーブルカーが、バスや地下鉄と同様に、ごく普通に使われている。

8.ピッツバーグの登坂鉄道

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これはさすがに「通勤の足」とは言えないが、ペンシルバニア州ピッツバーグにある「デュケイン・インクライン」は、もはやアメリカでも数えるほどしかない、今でも運行している登坂鉄道のひとつだ。

ワシントン山の斜面をゆっくりと登っていくこの古めかしい登坂鉄道は、1877年に開業したもので、眼下に美しいピッツバーグの街の風景を楽しめる。そして終点である頂上には、ピッツバーグの歴史に関する博物館もある。

9.ノースカロライナ州の島のゴルフカート

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ノースカロライナ州のボールドヘッド島では、ゴルフカートがマストアイテムだ。ゴルフカートであれば趣きのある裏路地にも楽に入っていけるし、自動車規制が厳しいこのリゾート島でも気軽に利用できる。

リゾート地の島では、使用できる自動車の大きさと総数に制限があることが普通だ。たとえば、カリフォルニア州のカタリナ島では、新規の自動車所有許可は14年待ちだという。正直な話、リゾートで駐車場探しに時間を費やすくらいなら、日光浴をしていたほうがいいに決まっている。

10.アルバニアの荷馬車

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アルバニアのシュコドラでは、荷馬車が観光用の客寄せではなく、地元の人々の「通勤用」として使われている。農民たちは廃車の部品を使って馬車を作り、クルマと同じ道を通って、のどかにパカパカと仕事に出かけていくのだ。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:水書健司/ガリレオ]

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