2014年9月の世界の平均気温は1880年の観測開始以来、9月としては史上最高を記録した。アメリカ航空宇宙局(NASA)が10月10日に発表したデータで明らかになった。この発表は、2014年5月と8月を含め、史上最高気温あるいはそれに迫る記録破りの暑さが続いている傾向を示している。
新たに発表されたデータによれば、2014年は観測史上、最も暑い年になる可能性が非常に高い。
2014年9月の気温(摂氏)と、1951年から1980年までの9月の平均気温を比較した気温の偏差。濃い赤色の地域ほど気温が上昇した (写真: NASA ゴダード宇宙研究所)
気候学者で、NASA ゴダード宇宙学研究所の気象予報士であるガヴィン・シュミット博士は9月、ハフィントン・ポストの取材に対し、史上最高気温は重大問題だが、それらは温暖化の「長期的な傾向を表す」データの一部にすぎないと述べた。その上で、同博士は、1つの月や年を過度に重要視しないよう警告し、人間が引き起こした気候変動に幅広く注目すべきだと訴えている。
(h/t Slate)
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